ある日突然、姉から電話がかかり「運動でもしに行かない?」と誘われた。「どんな運動なの?」と聞き返しても内容は理解できず、戸惑いながらも、とりあえず説明だけでも聞きに行こうと、姉に誘われるがまま行ったのである。
カーブススタッフの説明を聞くと、すごく納得でき、同時に体験もさせてもらったおかげで、私にも出来ると思い早速入会手続きを済ませた。
その時は何の目標もなく深く考えずに、とりあえず週に3回ぐらい通ってみようかと、姉に時間を合わせていく日々が続いた。ところが、姉と時間を合わせるのは日常生活の中に無理があると思うようになり姉と別々の時間帯に一人で通い始める。
いつの間にか私は週に3回朝イチ番の時間帯にカーブスへ通うことが日課となっていた。そして、明るい笑顔のコーチ達に囲まれ、たくさんのエネルギーをもらい、若い人たちと話す機会などなかっただけに十二分に充電して帰宅するすがすがしさ、コーチ達の一生懸命な姿を感じとり、手を抜きがちだった筋トレに力が入るようになる。
私は、10年前に乳がんになり手術し、その後、手術跡の痛みがしばしば訪れていたこともあり、とくに冷える日は悲惨で主治医に訴えても慰めの言葉しか返ってこなかった。こんな日々の中、5年前にC型肝炎の治療を一年間した。耐えがたい副作用が私を襲い生きているのが不思議に感じられた。治療が終了してからも約3年ものあいだ、副作用の居残り組に悩まされ動悸息切れは激しく、良い細胞までも破壊していると実感するほどだった。乳がん、C型肝炎と大きな病気を2つも乗り越えて完治した。
現在、入会して5ヶ月目に突入し、こんなガタガタの体に変化を感じるようになってきた。
2010年新年を迎え毎年参拝している大神神社に初詣に行ったときのことである。駐車場に車を止めて拝殿にお参りし、毎年恒例の参拝ルートである狭井神社(万病に効くとされる薬井戸)・久延彦神社(知恵の神様)にお参りして駐車場に戻った。歩数計を持ちながらのお参りで歩数は何と6000歩近く達していた。
なんと今年の体力は前年と全く違っていた。今までは坂道で動悸と息切れが襲い、そして石段では膝が重くて休憩をしないと上がれない状態だった私。
今年は坂道も石段も平気で、軽やかに足が前に進んだ。体力も筋力もついてきた事をまさしく実感した新年早々の初詣。
自然の中で感じた体の変化、病弱の体にいつしかエネルギーがいっぱい降り注いでくれていた。幸せと元気を取り戻したんだと実感出来た初詣となり、こんなに感激した事はなかった。
カーブスに行ってコーチにこのことを伝えると、自分の事のように喜んでもらいこれからも頑張ろうと心に誓った。そして、この時がカーブスと出会えて良かったと思える瞬間でもあった。