第一子出産前までは、健康そのものでした。出産後4カ月ほどたったころから原因不明のめまいに襲われるようになり、家事も満足にこなせない日々でした。第二子出産後そのめまいはさらに激しくなり、夫に仕事を休んでもらったり、上の子は保育園にお願いしたりと思った通りに体が動かなくて自己嫌悪の日々でした。
内科、婦人科等病院で診察を受けるものの、医学的には異常なし。厄年のせいかもしれないと、お払いもしてもらいました。漢方薬局で1カ月1万5千円もする漢方薬を処方してもらい、漢方薬の苦さにも慣れて徐々に回復してきたかな、と感じていた矢先、また恐怖のめまいに襲われました。
もうこれは精神的なものと覚悟して、精神科へ。「産後うつ病」との診断でした。その後はうつ病の薬と漢方薬を飲みながら、いつめまいが襲ってくるか恐怖と闘い。出口の見えない日々でした。毎月精神科と漢方薬で月2万円ほどの支出も、毎日頑張って働いている夫に対して申し訳なく感じていました。早く健康になって元の自分に戻らなくてはと、あせりも感じていました。
薬にも慣れてきて、薬によって体調をなんとか維持している状態でしたが、下の子供が1歳になるころ、パートで働くことを決意しました。
その頃、たまたま化粧品販売で家にやってきたAさんに出会いました。Aさんは私の母くらいの年代なのですが、いつもきれいに化粧をしていて、元気で、私の家に化粧品を納品すると「今からカーブスに行くの。急がなくちゃ。」と自転車をこいでさっと行ってしまいます。「カーブスって何?」と疑問に思い、聞いてみたところ「無理に勧誘したりはないから、安心して一度見学してみたら?店長さんには話しておくから」とのこと。
正直不安はありましたが、Aさんの手前一度見学してみることにしました。ドキドキしながらお店のドアを開けると「こんにちは!」と元気なスタッフさんの声。初対面でしたが思いきってこれまでのことを話してみると親身に聞いてくれて、そして筋トレの必要性などの説明を聞き、店長さんの「頑張ってみますか?」の一声で筋トレをまずは始めてみることにしました。
最初の頃は本当に力がなく、マシーンを動かすのもゆっくり、ゆっくりでしたが、スタッフさんの「容子さん、頑張ってますね!」といった励ましに救われてとりあえず週3回という目標で地道に通いました。
カーブスに行った日は夜スムーズに眠ることができ、翌日の目覚めも日に日にすっきりしてくるようになりました。そして、1日3回の薬を2回、1回と徐々に減らし、2日に1回、3日に1回のペースになり、そのうち自然と飲まなくても平気になっていました。カーブスのワークアウト中に測る脈の回数が、飲んだ日と飲まない日で明らかに違っていたので、「ああ、今日は飲まなくても大丈夫だったな」と改めて感じることができました。
こうして、薬を飲まない健康な生活となっていったわけですが、実は、私には新たな敵がいたのです。それは「食欲」。うつ病の薬を飲まなくなった頃からご飯がおいしく感じるようになり、それに比例するように体重が増加。入会した頃より4キロも増えてしまいました。しかし、Aさんには「あなた前はやせすぎていたのよ」と言われ、しばらく会っていなかった知人には「少しふっくらした?でも前に比べて顔色も良くなったんじゃないの」と言われたので、悪い事ばかりじゃないと実感しています。
今度は、これ以上増やさないようにスタッフさんたちのアドバイスもいただきながら日々頑張っていきたいと思っています。本当の健康というのを与えてくれたカーブスには感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもよろしくお願いします。