食べることが大好きで、その上食べることでストレスを紛らわすことが多かった私は、ダイエットとリバウンドの繰り返しでついに60代を迎えてしまいました。
もう少し先と思っていた「老後」がぐっと目の前に迫り、と同時に健康で過ごしたいという願いも切実になって、なんとかしなくてはという思いが本格的になってきました。筋肉トレーニングにジムに通ってみようか、でも続くかな?と足踏みしている時にすぐ近くに「カーブスがオープン!」というちらしを手にしました。私は即座に「これだ!」と思って体験の手続きをさせていただきました。
今まで腰痛や肩こりなどは鍼灸医院に通っていました。もう何年も通っていますので私の体の調子は、その先生はすべてお見通しという感じで鍼灸の手当てをしてくださいます。久しぶりに訪ねたある時「えらい落ちているのでびっくりした。」と先生がつぶやかれました。私としては体重を少し落として体も軽くなり、体調的には悪いとは思っていなかったので、先生のつぶやきの意味がわからずじまいでした。
その後「肥満予防健康管理士」の資格を取るために勉強する機会を得て、痩せるには筋肉を落とさず体脂肪を減らさねばならない、ということの重要性を学ぶことができました。そして、鍼灸での先生のつぶやきの真意が私の体の中に強くよみがえってきました。
そうです。私は、今までダイエットをしているつもりで大切な筋肉も落としてきたのです。その結果、基礎代謝を落とし体温も低くして肥りやすく痩せにくい体作りをしてきてしまったのです。そうやって生きてきた私の体は年々弾力を失い、加齢によるいたしかたないことと諦めつつ、少しでもなんとかできないものかと切なる願いの炎が心に灯り始めました。その思いがカーブスにつながりできる限り続けようと決心して5ヶ月。
毎朝、「今日は30分のカーブスタイムをどうやって作ろうか?」と考えて1日が始まります。用事のある時は仕方がないとしても行ける時は絶対行く、そう思って毎日過ごしています。今までは仕事が終わるとほとんど毎日買物に寄り、それが仕事と家庭の切り替えの時間になり時にはストレスの解消にもなっていました。
カーブスタイムを捻出するにはその買い物タイムを減らすしかありません。買い物は、計画的に要領よく。やればできるものです。ついでに余分な物も買ってしまう悪い習慣からも開放され、節約にもなっているかなと少々得心しています。
疲れていたりすると日によってカーブスへの足取りが重い時もあります。でも終わった後の爽快感や、何よりも温かく迎えてくださるコーチの方々の笑顔に励ましていただけるのが嬉しく、目標にしていた回数より多く参加することができています。カーブスタイムが私にとって心身のリセットタイムになり、明日への活力の源になっています。
例年だと冬場には決まったように体重が数キロ増えていました。体重の増減の繰り返しがあるのは良くないと思いつつ、秋から冬にかけて肥ってしまうのは寒がりなので食べないと体がもたないのだと自己診断してきました。
だが今冬は体重増加はなく、それどころか減少線上にあります。計測結果の数値も少しずつですが、いい方向に向いてきています。フットワークも軽くなったようで、少々歩いたり動いても、以前のようにだるさやふくらはぎの疲れが余り感じられなくなり、動くのが楽しいとさえ思うようになってきました。少しでも動きたいという思いが湧いてきて、歩ける時は歩き、階段があると無料のトレーニングジムの場と思い昇降しています。
運動の機会が余り無かった私ですが、動くのが苦にならず気持ちも前向きになってやってみようという姿勢になるようになりました。また、食べ過ぎると過食気味になり自己嫌悪に陥ることもたびたびでしたが、カーブスタイムが心身の軌道修正になっています。コーチの方々や顔なじみになった会員の皆さんの輪の中で気持ちの調整ができていくように思います。
ある時、車でバックしようとゆっくり動き出しました。安全確認したつもりですがバックしながらミラーを見るとすぐ後ろに車が。あと少しそのままバックしていたらぶつかっていたかもしれません。ハッとして良かったと胸をなでおろしながらカーブスへ向かいました。あの時多少なりともぶつかっていたらカーブスどころではなかったはず。毎日予定通りカーブスに通わせていただけるのは、まず健康そして家庭や地域の平安無事あればこそ、いえ平和の中に暮らさせていただけるからこそとしみじみ思っています。
また、創業者ゲイリー氏の理念に触れ感銘を受けました。「カーブスリズム」に乗りながら「健康、健康・・」と体が歌い、それが遥か遠い国のゲイリー氏の思いにつながっていくと思うと力が湧いてくるように思います。老いることへの不安も、カーブスでの筋トレがふわふわと飛ばしてくれています。
これからもカーブスでお世話になりながら、人生の集大成に向けて歩いていきたいと願っています。