私が子供の頃、将来の夢を2つ持っていました。小学校の卒業文集には1つ目の夢、看護師になり、人の役に立つ仕事がしたいという内容が書かれてありました。もう1つ目の夢は絵本作家になり、人を笑顔にできるものを作ることでした。今回この夢2つについてお話したいと思います。そして、カーブスとの出逢いが、どのような意味をもたらしたのかについて伝えようと思います。
 
 まず第1の夢、看護師になることは、自分自身が幼き頃に病気をして医療に興味を持ちました。夢の実現のため、看護を学び、平成4年香川大学医学部附属病院に入職しました。外科病棟に配属され、その後は内科、精神科、手術室看護を経験しました。そうした中、がん看護を極めたいと思うようになりました。がん化学療法看護認定看護師になるため、静岡県立静岡がんセンターで認定看護師教育課程に進み、10年間がん看護に従事しました。
 
 令和2年春に49年間大きな病気もなく自由きままに過ごしてきた人生が一変しました。病名は乳がんでした。がんは日本人の2人に1人が罹患すると言われているが、まさか自分がなるとは思ってもいませんでした。がんの告知があった時を思い出すと、突然自分が今までと違う人間になってしまったと錯覚することがありました。しかし、自分の身体の一部が、がん化しただけのことでした。
 がん治療の3本柱、手術療法、薬物療法、放射線療法のフルコースを受けました。がん治療は自分が専門で学んでいた分野でしたので、比較的楽に受け入れられました。現在は支持療法も確立されていますので、昔のテレビドラマのような吐き気はなく、食欲低下もありませんでした。私の受けた治療の副作用は脱毛が必須でした。そのため治療前からウィッグ選びをしていました。脱毛に対してはせっかくの機会と捉えてショート・ボブ・ロングの3種類を準備しておきました。治療中でも美しくいることが大切だと思ったからです。
 主な治療は1年半で終わりました。治療が決まった当初は、早く職場復帰したいと考えていました。しかし、治療による影響のため今までの100%の自分で仕事の責務を果たすことが難しいと思いました。職を失うのではなく、職を手離してみようと決心しました。看護師になるのは夢でもあり、誇りもある職業でした。少しの間、自分の時間で旅行や興味を充実させる期間にしようと思っています。
 
 次に第2の夢、絵本作家になることです。そのために、日々考えたこと、夢などを書きとめるようにしています。そのノートのタイトルは「未来の夢が叶うノート」と題したものです。今回その内容をまとめて、今の時間を活用して絵本を出版したいと考えるようになりました。今思えば、その頃にカーブスとの出会いがありました。カーブスで身体を動かすことにより、心を整えることができ、自分の気持ちが前向きに変化してきました。それがきっかけで、昔からの2つ目の夢へチャレンジしてみたいと思えるようになりました。
 カーブスの筋トレサーキット会場には、沢山のプラスのメッセージが掲示されています。素直な自分をほめよう、カーブスは自分の花丸を見つける場所である、体が変われば心が変わる、心が変われば毎日が変わる、毎日が変われば人生がかわる等を見ていると、どんどん自分の考えがポジィティブな方向に変わっていくのを感じています。
 令和5年春に文芸社より、絵本制作の機会を作っていただき令和6年6月に全国出版となります。作品のタイトルは「1日1日だワン」子供達に愛犬聡次朗さんが日本の美しい四季と一日一日の大切さを伝える内容となっています。
 
 人間には生きられる時間があります。いつかは、やってみたいと思った夢を叶えることは、今なのだと思っています。常々、私は私らしく生きたいと思っています。健康時には気付かず、病気になって健康であることのありがたさ、当たり前が当たり前でないと気付いた時、毎日がかけがえのない時間となりました。二度と同じ今日はありません。一日一日を丁寧に生きたいと思うようになりました。人間は皆生まれて、そして死んでいくという旅人です。私はその旅の途中でカーブスで筋トレ・有酸素運動・ストレッチを続けていくことで今の健康を維持していきたいと思っています。
 最後にカーブスのコーチ、会員さんも素敵な笑顔の女性ばかりです。これからも一緒にいのちの花を咲かせ、毎日充実した生活を送っていきたいと思います。カーブスの出会いに感謝です。