私がカーブスに通い始めて丸2年になろうとしています。
 「カーブスってすごく身体にいいんだよ。見学に行ってみたら」と勧めてくれたのは以前カーブスに長く通っていた88歳の母でした。家と会社の往復ばかりの私の健康を心配してくれての提案だったのだと思います。
 母は体調を崩して今は介護施設に通所していますが今でもカーブスが大好きで「施設のリハビリの器械が油圧式でカーブスと一緒なの!私もまたカーブスに通いたい」「あなたにはカーブスは合うと思ってたの。一緒に通えてたら楽しかったな」と私のカーブス入会を誰よりも喜んでくれました。
 とはいえ私は幼い頃から運動は苦手でした。今まで学校の授業以外での運動経験がほとんどないので、母の勧めでカーブスの見学予約をWebでとったものの私に出来るのかと不安でいっぱいでした。見学日当日、最初に入口のドアを開けるときは緊張でドキドキしました。そんな心配はどこへやら、今ではコーチのみなさまやメンバーさんたちに助けられて仕事前の楽しいルーティンとなっています。カーブスのおかげで私も60歳近くになって身体を動かす楽しみを知ることができました。

 私の1日ですがここ数年は夫の仕事の関係で朝の5時半に起床しています。夫と娘を送り出してからの家事ですが私の帰宅が20時過ぎと遅く、朝のうちに夕食まで作るのであっという間に時間が過ぎてしまいます。カーブスと仕事の準備をして昼前に出発しますが自宅からカーブスまでの距離は約2キロ。歩くときもありますが時間が足りなくなってしまうとついついバスも利用してしまいます。到着してドアを開けると賑やかな音楽とコーチのみなさまとメンバーさんたちの笑顔、わあっと押し寄せるような熱気が感じられるのが何よりも嬉しい瞬間です。最初に感じた緊張いっぱいのドキドキが今では楽しみなワクワクに変わりました。
 サーキットに入りメンバーさんたちと会釈を交わして筋トレスタート。入ったばかりの頃はどう動かすのかと戸惑った12種類のマシンもコーチのみなさまに教えてもらって今では楽しくできています。腹圧を入れて筋肉を意識しながら大きく速く、大きく速く。コーチが筋肉の大切さもたくさんお話ししてくださるので今では私から筋肉って大事なんだよと友だちに教えることも出来るくらいになりました。気がつけばうっすら汗もかいて気持ちも高揚してきます。水分をとりながら周りを見渡すとどのメンバーさんもとっても楽しそうに身体を動かしていて「よし!私も頑張ろう!」とたくさんの元気をいただいています。サーキットでは、みんな目的はそれぞれだけど全員が健康を意識してこの場所に来ているのが感じられて、その空間がとても心地よくて大切な時間となっています。
 そのあと午後から夜まで仕事ですが、筋トレの後にもかかわらず疲れにくくなりました。日々の積み重ねで体力がついたのかなと実感できています。
 
 そして我が家は旅行やドライブが好きなのですが足腰も鍛えられて以前よりスタスタ歩けるし坂道でも石段でも弱音を吐かなくなりました。翌日に気だるさも残らないしこれには夫も娘も驚いています。とても嬉しい成果です!
 さらに最近よく「姿勢がよくなった」と言われるのですがこちらもカーブスで頑張っている成果だと感じています。背筋を伸ばして、とよく言われるけどやっぱり大切なのはそれを維持する筋肉なんですね。実際去年の人間ドックでもほんのわずかだけど身長が前年より伸びていて、結果を見てにっこりしてしまいました。
 あとは自分でも驚くのは前向きに、なにごとにも積極的になったことです。身体を動かすことで気持ちも整うなんて運動をしていない頃には考えもしてなかったことです。今気がつくことができたのは幸せなことだと実感しています。

 10年以上前になりますがステージ2の癌になり闘病した経験があります。あの頃は毎日が忙しく自分自身の健康や運動の大切さなど全くわかっていませんでした。もっと自分を労ってあげればよかったと後悔することもありますが、悪いところが運良く見つかり、そして完治したのですからこれからの10年、20年とカーブスに通って健康を維持していけたらと思います。30分間という1日の中ではわずかな時間ですが日々積み重ねることでこれからも元気に過ごしていきたいです。

 ところで仕事が休みだと、カーブスに行くかどうか迷ってしまう日もあります。家の用事も片付けたいし、カーブスのあとの仕事がないとなるといつものルーティンと勝手が違ってしまい家と職場のほぼ中間にある2キロ先のカーブスがいつもよりも遠く感じられてしまうのです。
 その日もいろいろと家のことをやっているうちに夕方になってしまいました。空はどんより曇っていて夕立の予報も出ています。迷いつつもやっぱり身体を動かしたいと一大決心。傘を持ってカーブスに出発。夕立が来るのならその前に出来れば帰りたいしバスで向かうことにしました。カーブスは19時までやっているし予約も要らないのでありがたい存在です。ドアを開ければいつもの熱気、そしてコーチのみなさまの笑顔に迎えられやっぱり来てよかったと気持ちが引き締まります。
 ところがサーキットに入ってしばらくしてから賑やかな室内でもはっきりわかるくらいの大きな雨音が響いてきました。天気予報通り激しい夕立が降りだしたのです。この降りでは帰りは傘があってもおそらく全身ずぶ濡れです。叩きつけるような激しい様子にちょっと気持ちが沈みますが「この先仕事に行くとしたら大変だけど、家に帰るだけなのでよかったかも。家に帰ったらお風呂沸かそう!」と前向きに考えを変えてみたら急に元気が出てくるから不思議です。気持ちが上を向いたことでそのあとはマシンを動かす手にもさらに力が入りました。
 終了後、身支度を整えて挨拶して一歩外に出たときに驚くことが起こりました。たった今までざあざあと降っていた雨がさあっと止んで日が射してきたのです。あれっと思いさらに数歩前に踏み出すといつもの見慣れたカーブスの看板の先に大きな大きな虹がくっきり出ているのです。広い駐車場なので遮るものがなく綺麗な半円になっていてとても美しい風景でした。「わあ...」思わず子供のような声が出てしまいました。奇跡のようなタイミングです。タイミングよく雨も上がり帰りはバスには乗らず虹の余韻に浸りながら夕焼けの照らすキラキラした道を足どり軽く歩いて帰りました。バスも乗ってしまえば早いけれどもっと歩く機会を増やしていきたいと改めて思いました。
 「あの素晴らしい虹の橋は、仕事が休みでも雨の予報でも諦めずにカーブスで頑張った私へのご褒美かも...」などと都合よく考えながら、帰り道は満たされた思いでいっぱいでした。

カーブスでの30分間を日々積み重ねて
心も身体も元気になって
時々こんな素敵な奇跡もあって。
大きな病気もしたけどまだまだ人生楽しみたい。

10年後、20年後も家族と笑顔で旅行が出来るように。筋肉をしっかりつけて健康を維持できるように。そして気持ちを上げて明るく前向きな日々を過ごせるように。

 カーブスでの30分間は私の大切な時間、宝物です。今日も楽しくカーブスに行ってきます!