私がカーブスを始めるきっかけは、毎年の成人式の着付けのお手伝いに行ったときでした。「着物の似合うおばあさん」になりたい!と思って自分で着物が着られるようにと勉強をはじめましたら、着付師のコースがはじまる時期でやってみてはと進められ、資格をとりました。これを機に行きつけの美容室で成人式や七五三の着付けのお手伝いをはじめたものです。最初は楽しくやっていたものの、三年、四年と過ぎるうちに、立ったり座ったりの動作が多い着付けの仕事で、足腰の筋力が弱ってきたことを自覚しはじめました。何か対策として、運動をはじめようかと思いましたが、職場まで片道一時間半かけて通勤していますので、職場の帰り道に寄れるところが良いと思い、見つけたのが、カーブスでした。
 最初は、みなさん顔見知りらしく、中に入って行くのがはばかられるように感じるときがありました。少々休んでしまった時に、コーチの方からお電話があり、またがんばって立ち寄ることができました。今は、顔なじみの方もずいぶん増えて、お互いに元気に、にこやかにあいさつができるようになりました。カーブスでの三十分間を過ごすと、仕事で多少いやな事があっても、すっきりと、自分をリセットして家に向かうことができています。
 今は生活の場、仕事の場に続く私の大切なサードプレイスになっています。もちろん今は、着付けの仕事に行っても、疲れ知らずで、以前よりも良い出来栄えで、お客様にも喜んでもらっています。こんな私ですが、サードプレイスを大切にして、ますます「着物の似合うおばあさん」目指していこうと思っています。