私はそこつ者のあわてものです。いつも何かを探しています。今はお気に入りのグレーの帽子です。これからカーブスに行くつもりですが、どうも肌寒くてなんとなく外に出たくない気分です。帽子が見つからないなら行くのやめちゃおうかな。
昔から出不精で家でぬくぬくと本を読んでいるのが大好きでした。お菓子でもつまみながら。そのままウトウトして気付けば散らかり放題の部屋。そして日が暮れます。これからどうなるのだろうと暗い考えばかりが頭を過ぎります。
それがカーブスに行けば変わるんです。30分、汗を流すというほどでもないのに。身体が温まると来る時には違和感があった足も動いています。「良い顔色になりましたね」とコーチに言われると嬉しくなります。メンバーさんとはあまりおしゃべりしませんが、互いに会釈して、あのウェア素敵とか、髪型が良いなとか楽しんでいます。肩回しやストレッチは家でも出来るはずなのになぜかしていないと反省したり。
この冬は大変でした。特に尿トラブルが気になって仕方ありませんでした。急に行きたくなって間に合わないこともありました。恥ずかしい。家の中でもそうなんです。これが歳を取るってことなのかしら。これから悪くなる一方なのかしら。T Vで広告されている薬を飲んだ方が良いのかしら。泌尿器科へ行くべきなのかしら。恐る恐る専用のパットを使用したり、思い切って専用の下着を買ったりしましたが、いつも必要ではないので無駄使いをしているような気になってしまいます。サーキットを回っていて急に行きたくなってしまったこともありました。もうだめかな。コーチに相談したら「それも筋肉です」って。え?本当?本当でした。少しずつですが気にならなくなりました。経験を活かして準備したり、それほど慌てなくて良いよと自分に言い聞かせたり。便秘の時も同じでした。カーブスに通って、食事を見直して、今ではほとんど気になりません。その当時の私に言っても信用しないでしょう。様々な体験を積極的にしたことで様子がわかりました。尿危機に関して、家で危ないのは長い間座っていたり、横になっていた直後です。家の中でも動いていれば大丈夫なんです。つまりは身体を動かすことが大事なんですね。
心配することが減ってきたからか、新しく経験できたことがありました。一人で朗読会やオペラに出かけたんです。18歳以上になって随分経つけど(苦笑)、以前から関心はあったけど、なかなか一人で出かけられませんでした。そんな私の背中を押したのもカーブスです。初めは少し緊張したけれど十分楽しめました。ほら、カーブスに初めて来た人達も最初は緊張しているけどだんだん笑顔になっていくでしょう。行く時はコートや帽子、マフラー、手袋も、としていくのに帰りには身体が温まっていらなくなってしまうように。それで時々忘れてきてしまうんです。あ、もしかしたら・・・帽子もそうかも。カーブスで私を待っているのかも。
そう、それ、カーブスにあります!夢も元気もやる気も。そして多分帽子も。だから私は今日もカーブスに向かいます。はい、お陰様でこの歳でも検診で血圧もコレステロールもBMIもギリギリですが、お医者様が困るほど何も悪いところはありません。5年前に入会して運動習慣は60ヶ月、運動回数は800回を超えています。その割には体重の減りは4キロほど。でも体脂肪率は減って、骨格筋率は上がっています。ウエスト、お腹、ヒップは10センチ以上減っています。数十年前の服を着るのが私のファッションです。
現在の目標は健康年齢も体重も60代ですがなかなか難しいです。先日受けた計測結果を前月と比べて嘆いたら「昨年より良いですよ」とコーチに長い目で計測数値を見ることも教えられました。そう、この解決策もきっとカーブスにあります!
このエッセイ応募は最近では例年行事になってきました。今度はどんなことを書こうかと、1年間何となく考えています。ここ1ヶ月は目まぐるしい日々でしたがこの目標があるので頑張れました。でも明日からどうしましょうか。きっとまた何か楽しいことがあるでしょう。さて出かけましょうか。