「あなたの病気は、『発作性上質性頻拍症』です。この病気は生まれながらにして持っている病気で、直す方法は残念ながら『手術』以外はありません。手術をして治すか、発作が起きた時に薬を飲んで一時的に抑えるしかありません。しかも、発作を予防する薬もありません」そう医師から告げられたのは、忘れもしない夜間救急搬送された2022年7月中旬の事でした。
 
 その診断名を主治医の先生から聞かされた時は頭が真っ白になって、しばらく茫然としてしまいました。まさか、自分が生まれながらの病気を持っていたとは。今まで時々起こっていた動悸の発作は更年期障害の一つだと思っていたのです。確かに32歳の頃、主人と子供2人と栃木の社宅に住んでいた時は睡眠不足や疲れがたまった時に1、2時間動悸の発作があり、横になっていました。すると動悸も収まり、普通の生活が出来ていたのであまり気にも留めませんでした。その後、主人が転勤族で子供が転校するのが嫌だという理由から主人だけ単身赴任になり、私と子供は実家に戻ることになりました。もうすぐ長男5歳、次男が3歳になる時でした。それから暫くの間は発作もなく平穏な日々を送っていました。
 ここ2、3年は発作頻度が月に1回くらいになり、発作持続時間も長くなってきました。以前は2時間くらいたって発作が収まっていたのに、最近は昼間ずっと長い時間発作が続くこともありました。病院の先生によると、おそらく閉経などの女性ホルモンと密接にかかわっていて、ホルモンバランスの変化により発作頻度が上昇したと思われると言われました。結果的にここの病院では手術が出来ないので紹介状を書いてもらい、違う病院で診てもらうことになりました。
 
 2022年8月に紹介された病院に行き、沢山の検査の結果、前の病院と同じ診断結果となり、この病気は1000人に2、3人いるという事を教えていただきました。次回の診察までに手術をするかどうか家族で相談するように主治医の先生から言われました。自宅に帰って家族皆に今日先生から言われたことを夕食時に話しました。正直、私はこの年まで手術を受けたこともないのに、いきなり心臓の手術を勧められ怖さや不安だけが頭の中でぐるぐる回っていて、手術に踏み込む気持ちになど到底なれませんでした。もう子供たち3人とも成人しているので発作が起きた時に薬で抑えて、これからの人生を生きていけばいいかなと思い込むようにしていました。その考えを家族に話すと主人をはじめ父、子供3人とも私に手術を受けるように勧めてきました。私の病気が完治するように手術を勧めてくれているのは分かってはいましたが、実際に手術を受けるのは私なのでなかなか結論は出せませんでした。でも、このままではいつまたあの苦しい発作が起きるか全く予測がつかないので、不安な日々を送るよりも思い切って手術を受けて元気な体になってカーブスに通いたいという思いが強くなってきました。その結果やっと手術を受ける決心をしました。結局手術は予約が一杯で3か月後の11月に受けることになりました。手術を受けるまでの間カーブスを続けることが出来るか不安でしたが、主治医の先生に相談した結果、心臓に余り負担がない程度ならば続けていいと言われました。それから3か月間はいつも通りにカーブスに行き、リフレッシュして帰宅するという日々が続きました。
 
 11月の中旬に入院して心臓のカテーテル手術を受けました。手術は無事成功して病気が治り、今は毎日元気にカーブスに通っています。私の通っているカーブスは2017年4月17日にオープンし、私はオープンの日から通っています。私が迷わずこのカーブスを選んだ理由は4月17日が次男の誕生日でもあったからです。なんとなく偶然ではありますが運命的なものを感じ、通い始めてもうすぐ丸7年になります。私が仕事の帰りにカーブスによると「智恵子さん、こんにちは」と明るいコーチの声を聞いて元気をもらいながら筋トレを始めます。1回30分の運動なので自分の都合に合わせて気楽に通う事が出来ます。最近ではアプリで計測結果のチェックもできます。私も入会して体重も体脂肪率も落ちて骨格筋率がかなり増えました。毎月1回の計測結果が自分の目標になり、前の月よりも少しでも数値が良くなるように毎日筋トレに励んでいます。

 こんな私にも生活に大きな変化が起こりました。昨年の夏ごろ父が体調を崩し、寝込むことが多くなり介護を必要とする生活になってきてしまったのです。仕事と家事と介護の日々は本当に大変でしたが、カーブスで鍛えてきた体力のおかげでなんとかくじけずに頑張ってこれました。介護や看病の甲斐もなく昨年11月初めに父は他界しました。私が喪主になり父を送り出すことができました。その後私もしばらくはふさぎ込んでいましたが、カーブスに通いコーチの明るい笑顔に癒された時、カーブスを続けてきて本当に良かったなあと思いました。仕事帰りにカーブスに寄ってマシンを動かし、コーチとたわいもない話を少しかわすだけで体がリフレッシュし、公私のスイッチのオンオフの切り替えが出来て笑顔で家に帰れました。嬉しいことに12月には長男が結婚し家族も増えました。

 いつも明るく元気なMコーチ、いつも笑顔で楽しいYコーチ、いつもマイペースで熱心なKコーチ、まじめでしっかり者のYコーチ、明るくポジティブ志向のKコーチ、現在産休中のAコーチ、以上6人が私の通うカーブスのコーチです。コーチからマシンの動かし方の指導を受けるだけでなく、たくさんの元気と勇気をもらいながら毎日カーブスに通っています。
 私が通った約7年の間に100回達成、500回達成のTシャツをカーブスからプレゼントされました。一番嬉しかったのは昨年の12月25日に念願の1000回を達成し、黒地にゴールドの文字が入った素敵なTシャツを頂いたことです。最高のクリスマスプレゼントになりました。
 
体が変われば心が変わる
心が変われば毎日が変わる
毎日が変われば人生が変わる
一度きりの人生、後悔しないように生きていきたいです。