毎年母の命日を迎える頃、渡されるカーブスマガジンにエッセイ大賞の募集が掲載される。昨年、一昨年と続けて応募し連続で入賞を頂いた。今年はコーチからも「ぜひ今年も!」と声がけがありちょっとプレッシャーを感じている。3回目ともなると書くネタがない!苦し紛れにカーブスエッセイを題材にしてみようかなと思う。
一昨年前は母の初めての命日を迎え、母と通ったカーブスの思い出を綴った。昨年は母と一緒の目標だったプラチナ会員になったこととその後の父との生活をまとめてみた。そして今年、全く昨年と変わらない日々が続いている。カーブスに通っていると月初めに計測があり、私の場合週に3回をマストにしているのであっという間に1週間が過ぎ、1カ月が過ぎる。
そして、カーブス同様私のマストアイテムのサッカー応援も2月に始まり11月まで2週間に1回は地元のスタジアムへ行き、行けるところはアウェーも行く。昨年は千葉、仙台、大分、町田、清水へ2回、秋田、いわきへ行った。試合前には相手チームの必勝祈願の神社へお参りし御朱印を頂くことも目的にしている。神社は駅から遠かったり、長い階段があったりしてなかなかの修行だ!
それから、昨年も無事花笠まつりに参加できた。昨年は一昨年より暑かったが、3年ぶりの通常開催のまつりは活気があり、声出しもOKで楽しかった。選手も全員参加でテンションが上がり、疲れなんて全く感じずにゴールを迎えた。そんなこんなで1年もあっという間に過ぎてしまう。このあたりまえの日常を可能にしているのが健康と体力である。そして父が元気なことである。
今年は開幕から千葉、栃木、横浜と行きやすいアウェーが続き、その後富山でのカップ戦へ行き、ホーム2連戦後いわきへと連戦が続いていて、さすがに疲れはピークに達している。カーブスエッセイに取り掛かるのも随分遅れてしまった。それでも、カーブスへは週3回通っている。これはもう、生活の一部になっている証拠だ。
一年前と比べて違っているところはカーブスエッセイによってカーブスでのお友だちが各段に増えたことである。10年以上も通っているので顔なじみの方はたくさんいるが、昨年の入賞発表後、エッセイと顔写真が大きくスタジオ内に貼り出された。ちょっと照れくさかったが色々な方々から声を掛けられるようになった。
山形県は狭いので以前から元同僚、ママ友、同級生、ご近所の方、主人の知り合い、母の知り合いなど様々なお知り合いはいたのだが、さらに輪が広がったことを実感する。以前、母と一緒に通っていた頃はメンバーさんと楽しそうにおしゃべりするのが長くて、さっさと帰りたかった私はイライラしたこともあったが、父と会話のかみ合わない生活をしているとカーブスで何気ない世間話をすることの大切さを感じる。
カーブスに入店し挨拶しながら入っていくと、メンバーさんが「モンテ勝ったねー」とか「おじいちゃん元気?」とか次々と声を掛けてくれる。「また負けたねー」はつらいけど。まあ仕方ない。私のエッセイを読んで、一緒に通っていたお母さんが亡くなった人とか、今はお父さんの介護をしている人とか、モンテディオ山形を応援している人という私のプロフィールと私自身が一致する人が増えたことは説明が簡単で良いかなとも思えた。私を知らない人は忘れていくだろうし、貼り出しが終わったらフェードアウトされるだろう。
それから、カーブスでお友だちになった方で私がうれしかったのは同じモンテディオ山形を応援している人に会えたことである。2、3年前に私がモンテディオのTシャツやグッズなどを身に着けていることで声をかけられ、スタジアムでも一緒に応援させてもらうようになった。彼女は私よりずっと若く働いているのでカーブスではなかなか会えないが一緒になるととてもうれしい。
カーブスに通っていることで良かったと思えることがもう一つある。それは健康に対する意識が高まったことだ。父と一緒に暮らすようになって特にたんぱく質の摂取には気を遣うようになった。父は好き嫌いがなく何でも食べてくれるので本当に助かっている。父のためにと食事に気を使っていることが自分のためになっている。おかげで体重もリバウンドせずにキープできている。
それと腹圧や呼吸法についても常に意識し、父にも声がけするようにしている。今年は新たにボイストレーニング講座にも参加するようになり、筋力と共に喉や声を鍛えることも合わせてやっていこうと思っている。発声の呼吸法とカーブスの呼吸法は合致している部分があり納得しながらできる。毎日の父とのラジオ体操とストレッチに加えて口腔体操と発声練習も追加している。
今年はどんな1年になるのだろうか?昨年はコロナが5類に移行したことでできることは増えたが、逆に感染者が増えて、私も父もお盆明けにコロナに罹患したし、感染者が出るたびに父の通っている施設は休止になる。5類になっても感染に巻き込まれるとやりたいことを我慢せざるを得ないのが現状だ。コロナによってできることは後回しにせず、できる時にやっておくという意識も高まったように思う。コロナも幸い父も私も大事に至らず、カーブスの筋トレと食事に気を使っているせいかなと思っている。父も4月で99歳!100歳まであと1年となった。あたりまえの日常を大切に感じながら過ごしていきたい。