二週間後には後期高齢者の仲間入り。少々複雑な気持ちだが。この元気さでいられるのはありがたい。カーブスは8年目に入り、増々楽しく思う。周りの皆さんもとても楽しそうに言葉を交わしている様に見受けられる。
 入会して間もない頃、創業者ゲイリーヘブン氏の"思い"を目にした。"この気持ち良く分かる"と強く感じた事が忘れられない。

 母が逝ってから10年以上経っていた。母は介護保険導入時から要介護5、72才から90才まで嫁、娘、当初は息子である兄達も係わり、ケアマネさん、ヘルパーさん達と共に在宅介護で過ごした。元気で活動的だったが膝痛を訴え始め、その内、当時は痴呆症と言われる症状が出た。父が逝って一人暮らしが6年を過ぎた頃だったと思う。都心のとても便利な所で暮らす母に、カーブスがあったら勧めていたと思う。あの頃カーブスで手軽に運動ができていたら、元気に過ごせる時間がもっともっとあったかも...。
 デーサービスも勿論利用、でも運動と言うより手足を動かし歌う位だったと思う。身体の拘縮が進み、オムツ替え等が困難な作業となっていった。娘の私は子どもの頃から硬い体を自認、何もせずにいたら大変!と気付かせてくれた。カーブス入会以前から週一回、かなりしっかり体を動かす体操教室に通っていた。体操を終えて、母に夜間付き添うために実家へ向かう事も度々。夫と大学生、高校生になっていた四人の娘達の協力のお蔭で母とじっくり向かいあう事ができ有難かった。親孝行できたかなぁとも思っているが、ヘブン氏の言葉は私の心に強く訴えるものだった。

 カーブスは運動することの大切さと人と繋がる事の楽しさを教えてくれているように思う。わずかな時間でもコーチに褒められ、仲間と交わす短い会話だけどそれが毎日の生活に有ると無いとは大違いと思う。また、自分の身体と向き合う時間でもある。ほぼ毎日通う私は"どこも悪くないんでしょ"とよく言われる"いいえ"と答えた後に"でも、やると気持ちがいいんです"と付け加えると殆ど皆さん"そうよね"と言って頷いてくれる。
 
 もうすぐ75才。決して丈夫ではなかった私が冬でも汗をかき、内科の先生には殆どお世話にならずに暮らしているのはカーブス抜きでは考えられない。楽しいから続けられるている。何かをやったという達成感も嬉しいが頑張れる原動力は、9年目に入る子育て支援ボランティア・ファミリーサポート協力会員の活動があるからです。小さいお子さんのお世話をし、ママ達を応援。好きな事を楽しみながらしているのに感謝される幸せな時間。一年後に協力会員になった夫に助けられながら"別人になった様に"頑張る自分と出会える嬉しさ。クタクタでもカーブスへ向かうとコーチは"体をほぐしてくださいね"労ってくれる。一日でも長く元気に活動を続けたい。
 優しい気持ちに触れながら好きな事ができる幸せ。痛い・何とかならない...と思う事がない訳では無い75才の身体、でも"やった方が気持ち良い"に押されカーブスへ向かう。
 
一番応援してくれている夫へ感謝
笑顔に出会えるカーブスに感謝

 幼くして若い母親を亡くしたヘブン氏は「薬と治療だけでは母のような人は救えない。必要なのは正しい生活の習慣。しっかり運動をして、食べ物に気をつけること」と気づき、フィットネスクラブを作る夢に向かって歩み始めた、と書かれてました。