「お母さんカーブス行った?」「ちゃんと行ってね」娘の声。高脂血症と橋本病で通院している内科の先生に「ジムに行き始めました」と言うと先生は「続けてください」。私「時間とお金が掛かるんですけど」。先生「子育てが終わったら自分に投資する番です」。入会したての頃の私の日常です。娘には時たま足の爪を切ってもらっておりましたし、内科の先生にも逆らうわけにもいきません。おかげでカーブスに通う習慣がつきました。
カーブスでコーチに声をかけられ振り向くと、メンバーさんの一人に以前の私を知っている方がおられ、最近の私を見てコーチに「同じ人なの?」と言われたそうです。然もありなん。カーブスに入会する前の私は少し長い横断歩道を渡るには途中で一休みし二回に分けて渡っていましたし、何もない畳の上で転んだりしていました。股関節が悪かったため買い物も大変で痛みに杖をつき、スーパーの中ではカートを支えとし、ようやく歩く。靴下をはく時はプラスチックの薄い板をメガホン状にし靴下をはかせ、そこに自分の足を入れ板を抜くと言うやり方で、足の爪を切るのも大変でした。
会社では座り仕事で、整形外科の先生の言われた「足を大事に使ってください」と言う言葉を間違えて解釈し、必要最低限の動き以外は足を使わず生活をしておりました。退職し何とかせねば歩けなくなると思い、水泳でもと思っていた12月の中旬、カーブスのコーチに声をかけられ迷いつつも、水泳より会費が安く、場所も水泳に行くより近い場所にあったので入会してみました。
入会一日目、足を使うマシン三台は全く動かせず、ただ乗って降りるだけで時間が過ぎてしまいました。高い料金と時間を使ってもこれでは効果が無いと思い、いつ止めようかとばかり思っていました。その頃コーチから乗って降りるだけでもトレーニングになると言われ、料金も払ったことだしと一か月間は通うことに決めました。その頃はジムに行っても何もないところでよろけ、メンバーさんに支えられ、トレーニングを始めても動きが遅いので次のメンバーさんに待ってもらったり迷惑の掛け通しでした。
カーブスを止め損ない、しばらく通っていたらマシンは使えるようになり数年経つと体幹が鍛えられたのか転ばなくなりました。その数年後には高脂血症の薬の量が半分に減りました。
八年前に左の人工股関節置換手術を受け歩くのも楽になり、カーブスで運動をすると気分も晴れ、落ち込むことも無くなりました。ただ左右の足の長さが違っていたため歩きにくさは残っていました。左足の手術後、七年経って右足も人工股関節置換手術を受け、少し足を上げただけで足がスッスッと前に出るようになり、広い横断歩道も休み無しで渡ることが出来るようになりました。手術を受けても普通には歩けず、歩行具を使ったり、車椅子になったりすることもあるそうです。私はカーブスで筋肉を鍛えていたためか、入院期間も短くてすみ、すごく歩きやすくなりました。
メンバーの皆様には運動時間を無駄にさせ申し訳なく思っております。コーチの皆様にも励ましていただき感謝しております。おかげで今では少し動きの遅い人を待てるようにもなり、躓いても転ぶこともなくなりました。待ち時間が長い分はマシンを早く強く動かせば取り戻せます。私のようにあちこち具合の悪い者は効果が見えますが、健康な人は効果が感じられないかもしれません。が、気力、体力が落ちていないと言うことは効果があったと言うことだと思います。カーブスを止めたらまたもとのように具合が悪くなるかもしれぬと思うと止められません。また内科の先生もカーブスの回し者ではないかと思うほど通院のたびに「運動を続けてください。止めると筋肉がすぐ落ちますよ」とコーチと同じようなことを言われます。
下手な文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。メンバーさんにもコーチにも感謝、感謝、感謝です。