9時50分になると、ボトルにプロテインをつめてカーブスに通います。イトーヨーカ堂の3階にあるのですが10時の開店の入口には、多くのカーブス生徒が待っています。私もぴったり10時に入り、目が合った人に挨拶します。3年前の1月...主人が脳梗塞でたおれ、介護の毎日でした。私はカラオケの講師なのですが、1ケ月は休みをもらい自宅にこもりました。昼のレッスンは大丈夫なのですが、夜、私が帰ると酒を飲んでフラフラになっています。夜のレッスンは月2回なのですが、それも心配になりました。半年、カラオケも続けながら、夜テレビを見てボーとしていました。何か自分にしなければと、ボンヤリしながらカーブスに入会しました。
 最初は、こんなマシンで筋力がつくのか?とギモンでしたが何も考えずに30分すごしました。1年以上たってもカーブスの人とは挨拶もせず、一人でモクモクと過ごしました。
 皆さん手をふりながら同じメンバーに声をかけています。そんなある日、カーブスマネーカードのポイントを数えていると、声をかけてくれる人がいました。「何をもらうの?」その方と少し話をしたら、次の日から目が合うと、手をふってくれました。私は、土曜日はジャズダンスを30年以上続けています。そこでは皆とよく話をしますが、カーブスは、一人で、こもる場所と思っていたので、話す人はいませんでした。あの人もこの人も皆、知っていますが声はかけません、でも挨拶されるとうれしいですね、私も挨拶する様にします。
 主人はこの頃、物忘れがひどく、病院に行くにも、近くに行くにも、ついていかなくては、なりません。だから30分で筋トレができる、カーブスは本当に助かります。
 3年前までは大きなカラオケ団体で、会長をつとめていた主人でしたが、たおれてから、団体も解散になりました。私も主人の面倒をみながら、カラオケの講師を続けています。
 旅行に行ったり、楽しい事が少なくなりました。そんな中、毎日きまった時間にカーブスに行く、それが自分の中で自然な一日になりました。
 カラオケの生徒にカーブスの事を話すと、「私、前に入ってましたが、下の名前呼ばれるの嫌でやめました」すると、もう一人の生徒が、「何で?日本だけよ、名字で呼ぶの、佐藤さんなら親も子も佐藤さんでしょ、下の名前は皆違うのよ、素晴らしいじゃない!」
 その人のお影で、「先生、私、カーブスに入り直しました!」と言ってくれました。皆、色々な事を背負いながら、がんばって、筋トレに来ています。女性は強いなぁと思い、女性で良かったと思う毎日です!これからも、主人の介護に、カラオケに、カーブスに通いながら楽しくすごしたいと思います!