2018年3月、私は辞める決心をしてカーブスに向かいました。4年間続けたカーブスですが、体調の不良により半年間休んでいました。コーチに「体調が悪くて仕事も休んでいます。カーブスも半年間休んでいるので、残念ですがカーブスを辞めようと思います」と力を振り絞って伝えました。
 実は私は、仕事のストレスでメンタルに不調をきたし、仕事を長期に休んでいました。身体に力が入らず、カーブスに通うのもままなりませんでした。
 
 身体を動かすのが苦手。いやはっきり言って動かすのが嫌いでした。しかし、このままでは絶対に歩けなくなってしまう。私は保育士。子どもたちと鬼ごっこをしたり、リレーをしたり、走り回っていたいと一念発起しカーブスに通い始めました。
 そんな運動苦手な私にカーブスのコーチはいつも元気にあいさつしてくれます。そして、褒めてくれるのです。この年になって、人に褒められることがあるでしょうか?「はつえさん、今日も来られましたね!」「腹圧入っていていいですね」等など。仕事で子どもたちを褒めることはあっても、褒められることは無かったので、本当に新鮮でした。そして、何歳になっても褒められることは悪くないなあと思いました。
 
 さて、辞めたいと言った私にコーチは、まず私の話をゆっくりと聞いてくれ、まず、今日ここに来られたことを喜んでくれました。そして、メンタルの不調にとって、身体を動かすことがとても良いこと、週に1回でも良いし、サーキットを2周しなくても、1周でも良いからやってみませんか?と提案してくれました。そして、「せっかく今日来たのだからやってみてはどうですか?」と言ってくれたのです。
 私は「えっ?」と思いました。半年やっていない私にできるの?辞める決心できたのにと思いましたが、コーチが言ってくださるならと重い腰を上げました。久しぶりのマシン。初めて入った時のように緊張しながらマシンを握ります。ずっしりと重いマシン。「あれ、こんなに重かったかしら?」と感じました。「腹圧、腹圧、どうやって入れるんだったかしら?」自問自答しながらマシンを進めます。一つひとつのマシンに話しかけるように。
 そして、どうにかサーキットを1周することができました。緊張で身体はガタガタしていましたが、病気の私にもできた!という充実感の方が上回りました。もしかしたら続けられるかもしれない。少しの希望が出てきました。コーチは、「いつでも待っていますよ。少しずつやっていきましょう!」と言ってくれました。
 それまで、家でゆったり過ごしていた私ですが、カーブスに通うことで外に出るようになりました。そして、カーブスに行ってしまえば、サーキットを2周することができました。半年間全く動いていなかった私でもできるんだということが、本当にうれしかったです。そんな私をカーブスのコーチたちは、優しく見守ってくれたのだと思います。
 
 メンタルの不調は、全治○○か月というようにゴールが見えにくいです。そして、人に言うのもはばかられることが多いと思います。そういう私も、見通しが立たないまま、この先どうなるんだろう。職場に迷惑かけて本当に申し訳ないという罪悪感でいっぱいでした。そんな家に閉じこもっていた私に真にきっかけを作ってくれたのが、カーブスだったのです。カーブスを再開することが社会との繋がりになりになっていき、その1年後にはまた職場復帰もすることができました。
 この感謝の気持ちをいつか伝えたいと思っていましたが、この手記を書くのに数年がかかってしまいました。それだけ、メンタルの病気はナイーブなことでもあります。しかし、この度書いてみようと思ったのは、もしかしたら、メンタルの不調で悩んでいる方の励みになったらと思ったからです。
 
 カーブスのコーチのみなさんは、メンバーのみなさんの背中をそっと支えてくれるような優しさいっぱいの人たちです。そして、カーブスのメンバーさんは前向きで明るくて元気いっぱいのみなさんです。私よりも先輩の方が大勢いるのですが、みなさん本当に元気で、まだまだ若輩者の私が負けていられないぞという気持ちになります。
 これからも、私のペースで私らしく続けていきたいと考えています。今、元気に働き、運動できるのもカーブスのおかげといっても過言ではありません。さあみなさん、これからも一緒にカーブスを続けていこうではありませんか。