2020年春、私は11年勤めた病院を退職しました。看護師になって15年目でした。看護師になってから20代は色々な事に挑戦し、たくさんの学びを得るため、研究会に参加したり、管理職に就いて後輩の育成に励んだりと、勉強、仕事の日々。若かったこともあり、仲間たちと遊びに出かけ、仕事に遊びにと充実した毎日を過ごしていました。

 30代になり、それまで考えてもいなかった結婚も意識するようになり、色々な御縁がきっかけで今の夫と出会い、結婚しました。32歳でした。たくさんの結婚式に参加させていただいていましたが、いざ自分の結婚式となると、やりたい事などこだわりが山程あり(笑)憧れのウェディングドレスも着て、大好きな曲を流し、大好きな家族や仲間たちに祝福してもらい、最高に幸せな経験をしました。
 退職を考えるようになったのはその頃です。がむしゃらに遊んで、仕事をしてきたので、少し休みたいなーと考えるようになりました。結婚もしたので、家庭に入って、自分と家族の時間を作れる働き方もいいなぁと考えていました。また、夫が仕事の関係で、地元北海道から大阪へ行くことになったこともきっかけでした。

 そんなこんなで2020年の春に退職。退職後は半年くらい旅行に行ったり、ゆっくり過ごしたのち、夫のいる大阪へ行くことにしました。しかし、それはなかなか難しくなりました。
 新型コロナウイルスの流行です。不要不急の外出は控えるようになり、緊急事態宣言も出て、旅行なんて到底行けず。大阪に行くまで実家で過ごす予定だった私は、実家から出ることが難しくなったのです。新型コロナウイルスの猛威は収まる気配を見せず。あっというまに数ヶ月経ちました。11年ぶりの実家での生活は、両親との生活リズムの違いや、慣れない田舎暮らしの不便さなどでストレスを感じることもあり、何か発散できることはないかと日々考えていました。

 そんなある日、たまたま母親が使っていた体重計を目にしました。数年測ったことがなく、恐る恐る乗ってみると...その数値に衝撃を受けました。今まで思っていた体重よりも5キロも太っていたのです。思い返せば、20代は友達と飲んで食べて寝て...自炊もせず外食ばかり。大変だった仕事の後はご褒美と言い、甘いものをたくさん食べてきました。結婚してからも、仕事が忙しいことを言い訳にして、ご飯は全てコンビニか外食。運動なんて全くしていません。よく考えると、パンツのウエストサイズは1サイズあがり、顔もぱんぱん。血の気が引きました。このままでは、女性としての魅力を失う他にも、年を重ねるにつれて不健康になっていく可能性もある。看護師がゆえに、不健康の恐ろしさが無駄にわかる...このままではいけないと思い、まずは汗をかいてみることにしました。
 実家が田舎のため、某有名ジムなんてありません。お金をかけずにできる運動は何か考え、ランニングを始めました。途中仕事も始めました。仕事と運動の両立なんて無理だと思っていましたが、規則正しい生活をしている両親のリズムに合わせるだけでそれも可能になり、続けることができました。そして、半年で一気に5キロの減量に成功。このまま維持していこうと思っていましたが...ここは北海道。雪の季節です。ランニングが難しくなりました。年末年始も重なり、体重が戻りそうになり焦ってきたころ、母親が昔から通っている、カーブスの話を聞きました。

 カーブスに行っているのは知っていましたが、全く興味がなかったので話を聞くことがなかったのですが、カーブスなら雪も関係なく年中運動ができるのではないかと考えました。一人で行くのには勇気がいりますが、母親と一緒に行くことで分からないことは母親に聞ける。思い切って入会してみることにしました。
 ランニングに比べると汗の量は少ないですが(笑)雨の日も風の日も、夏の暑い日も冬の寒い日も(笑)いつでも通えることや、30分で終わること、筋肉をつけて痩せやすい体を作ること、健康の維持、体型の維持ができること、ストレス発散になること、体重や体脂肪率やウエスト等のサイズを数値化することで目標をイメージしやすいことなど、沢山の目的を一気に果たすことが出来ることが魅力で通うのが楽しくなりました。

 地元で入会して3ヶ月が経った頃、新型コロナウイルスはまだ流行していましたが、夫は仕事で沖縄に行く事になり、北海道から反対の沖縄県に移住しました。カーブスは移籍することが出来るのも魅力的。沖縄でも続けました。沖縄で1年半通った後、次は大阪へ転勤となり、私も大阪のカーブスへ移籍。そこで半年通った後、現在の東京に移籍しました。
 北海道→沖縄→大阪→東京...都道府県カーブスを制覇して、その土地その土地の文化に触れ、沢山の方々にお世話になり、私なりの運動以外にカーブスを楽しむ方法を見つけました。こんなに色んな場所のカーブスに通えるのは夫の仕事のおかげでもあります。
 また、半年という短期間でも優しくサポートしてくれて、移籍手続きも丁寧にしてくださるコーチ方のおかげでもあります。そして、カーブスを紹介してくれた母親のおかげでもあります。

 体を動かすことでストレス発散にもなるし、体型や体重維持できているという成功体験が続けていく糧になります。「ここで30分動いたらケーキを買って帰ろう」とマスクの下でニヤニヤしながら筋トレしていることも多々あります(笑)この先も元気に生活していくためにも、カーブスはなくてはならない存在となりました。

 ここ4年間、制限があって今までとは違う生活になったり、思うようにいかない事もたくさんありましたが、カーブスに出会えたように、新しい発見もたくさんあったので無駄ではなかったのだと思っています。
 東京の次はどこかしら...もうそろそろ引っ越しは疲れるのでしばらくは東京にいたいなーなんて思いながら今までと変わらずカーブスに通っていきたいと思っています。

 この場をお借りして今までお世話になったカーブスのみなさま、コーチのみなさまに感謝します。ありがとうございました。そして全国のカーブスのみなさま...次どこかへ移籍した際はよろしくお願いいたします。こんな私でも楽しく通えるカーブスはもはやホームです!!