朝起きてしばらくすると、「今日もカーブスに行きたい、行こう」とそわそわし、最低限の用事を済ませるとすぐ出かける。起きた時の気分が落ち込んでいても、雨が降っていても、とりあえずお昼前後には自宅を出発。カーブスに入ると「京子さんこんにちは!」とコーチの笑顔が迎えてくれる。ステップボードで足踏みをしマシンを動かすうちに、気分が下がっていてもだるくても、徐々に元気が出てきてシャキッとし、爽やかな気持ちでカーブスを後にする。こんな毎日を過ごすようになって、そこそこ長い年月が経った。
 
 私は子どもの頃から運動は苦手で、嫌いな方で、できればぐーたらしていたい。そんな私が、なぜ毎日のカーブス通いが続いているのか、自分でも信じられない。
 カーブスをはじめたきっかけは、スーパーをうろうろしていたときにたまたまカーブスを見つけたことだった。母が過去に別の店舗だったがカーブスをしていたこともあり、名前は聞いたことがあったので、あっここにもあるんだ、とのぞいてみた。ちょうど新しいことをはじめてみたい気分でもあったので、入会を決意。入会当初からほぼ毎日のように通った。一時期多忙になって退会した時期もあったが、思い出して再開。それからまた毎日のように通っている。カーブスのない日は忘れ物をしたような気持ちになる。
 
 運動嫌いで面倒くさがりやの私が、なぜカーブスを続けられているのか。その理由を改めて考えると、「たった30分で決められた運動をするだけ」という気軽さ、それと何より大きい理由が、カーブスに行くことが私に元気と勇気をくれるからだと思う。
 カーブスに通い始めてから、私の生活には張りが出て、気持ちが明るくなった。朝、落ち込んでだるくて憂鬱でも、カーブスに行くと元気になって午後からの活動に勢いがつく。筋トレをして幸せホルモンが増えたから、体を動かしてストレス発散したからという理由もあると思う。しかし私にとってカーブスは、ただ筋トレをするだけの場所ではない。コーチやメンバーさんの笑顔に会える場所で、その笑顔が私に元気と勇気をくれる。
 いつも「よく来てくださいました!」「今日も来れましたね!」と元気に迎えてくれるコーチ。私だけでなくメンバーさん一人一人に寄り添って、小さな変化にも気づいて励ましてくれる。成果を感じることができなくて泣きそうに悩んだ時も、親身に相談にのってもらえた。腹筋がかたくなってきましたね、など前向きな変化を教えてもらった時は、自分でも気づいていないこともあるので嬉しくなって、もっと頑張ろうと思える。
 それから様々な立場・年代のメンバーさん。毎日行っているとだんだん顔なじみになってきて、あの方も頑張っておられるから私も今日も頑張ろうと励みになる。時には少しお話をすることもある。皆さん、お仕事やお家のことがあってお忙しい中でも、前向きにカーブスの筋トレに取り組んでおられて、カーブス以外の生活も生き生きと過ごしておられるのがわかり、私も健康を維持して生活を楽しみたいという気持ちが強くなる。ご年配の方の中には、膝や腰など痛む箇所をお持ちなのかなという方もおられるが、それでもご自身の調子に合わせて、マシンの使い方を工夫して笑顔で頑張っておられる。そんな様子を拝見して、私も頑張ろうと勇気と元気をもらっている。
 
 計測のときに、コーチに「筋トレを続けてどんな成果を出したいですか?」と問われることがあり、様々な成果の例も紹介してもらった。どんな成果を出したいだろうと改めて考えてみると、私は大事な家族のために、体力をつけて健康でありたいというのが一番大きい希望だと思った。1人息子は小学生で、ますます元気で活動的に遊び回っている。やや高齢で産んだ息子なので、長生きしてこの子の成長を見届けたい気持ちは人一倍強くある。夫も活動的な方で、いろいろなところに出かけるのが好きで、家族でどこそこに行って遊ぼうとよく提案してくれる。大事な家族と長く一緒に楽しい毎日を過ごすためには、何よりも健康でありたい。私はそのためにカーブスを続けたいという気持ちが大きいことに気がついた。夫も息子も、学校や仕事が休みの日に、「カーブスに行ってくる」と私が出ていっても快く送り出してくれて、むしろ行かないと「カーブスの時間大丈夫?」と気遣ってくれる。家族にとって、私がカーブスに毎日行くことが当然のことになっていることをありがたく思う。
 大事な家族のために健康でいたくて、元気と勇気をもらいたくて、私は今日もカーブスに足を運ぶ。私にとってとても大事な存在になっているカーブス。筋トレができる時間と身体があることを幸せに思いながら、1日でも長く続けて、私も家族や他のメンバーさん、大事な人たちに元気と勇気を与えられる存在になりたい。