コロナのために、管理人をしていた社員寮が閉寮して、失職した。年も年だから、今更新しい仕事に就くのも難しいだろうと、久々の専業主婦に。
もともと、家にいることは少なく、出歩く方が多かった私にとって、活動範囲が狭くなったのは自覚したが、かねてから、用も無く一人で散歩とか、ウォーキングは出来ない性格。まんじゅう一個、ほうれん草一把でも、買いに行くという目的が無いと出掛けない。
好きな映画館や美術館に行くチャンスも減り、家にこもって家事と言っても、夫と二人分、広くも無いマンションを動き回るだけであっと言う間に、五キロの体重増加に。これではマズイ!と、町内のカーブスの扉を開いて、現在に至る。
バス停三つ分、片道十五分を歩き、三十分のカーブスで、丁度一時間の運動になり、汗もかくので快適。往復のついでに、今の季節ならミモザの樹や咲き具合を見るために少し遠回りして歩数を稼ぐのも楽しい。
店内では、元気な若いスタッフから声をかけてもらうひとときも楽しいけれど、私よりはるかに年長?と思われる会員達のワークアウトの様子に励まされる。ヨタヨタ歩いていた方が、いつの間にか、マシンを使いこなしていたり、ステップも軽く、ボードで調整。女のヒトって、ホントに真面目で努力家だなあと感心する。
多様性の時代と言われながら、昭和を生きた先輩達は、(私が元気でいなければ、家族は?!)という使命感に支えられているのだろう。
いつの日か、おひとり様になる日が来ても、体を動かす楽しさ、自分の努力に担保されて、元気で明るくを目指してゆきたい。減量!は、思う程にたやすいことでは無いが体力、筋力をつけていれば、付随して体重も減るはずと、自分に活を入れている。
佳作
「その日が来るまで」
カーブスって
どんな運動?