暖冬といわれながらも、冷え込む日があり、寒さが苦手な私には待ち望んだ春がやってきました。思い返せば、12年前の2012年3月24日に運動音痴な私は、カーブス鹿島の入会を決めたのです。
私は、小さい頃から、走れば遅く、鉄棒、跳び箱、マット運動、すべて苦手で、持久走はやっとの思いでクラスのみんなについていく有様。体育の授業は大嫌い、ドッジボールは逃げ回り、結局は当てられる。球技も苦手。運動会、体育祭で活躍する人たちをいつもうらやましく思っていたものでした。
時は流れ、社会人となり43年間の会社員の生活を送りました。家族の理解と協力と理解のもと、仕事にいそしむ毎日ではありました。職場は事務職、お客様との接遇、相談、手続き業務など多岐にわたり、営業職として、外交活動も行いました。うだるような暑さの中、寒い冬に営業活動を行うことは、かなりの体力が必要だったと、今になればつくづく思います。途中、体調を崩し、2週間ほどの入院生活を余儀なくされました。幸い、なんとか無事に復帰し、仕事を続けることができました。
当時は、若くもあったのでしょう。一晩眠れば体力は回復する。栄養ドリンクを飲みつつ、ひたすら頑張ったものです。でも時は流れ、体力の衰えを痛感する時がやってきました。仕方ないです。時間は平等、生きているのですから。
今後の仕事から離れたときに、人生を楽しまなければなりません。そのためには、気力、体力、やる気、元気であるという私の考えです。そのような時に偶然出会ったのが、太極拳です。当時、私の弟が中国に仕事で単身赴任しており、その影響もあり、中国の文化に興味を持っていました。太極拳はテレビの画面で見たことがあっても、実際に目の前での演武は見たこともなく、地元で体験教室が開催されたときに、講師の先生の姿勢、演武の美しさ、素晴らしさに一目で魅了されました。それから、20年間の太極拳の練習が始まりました。
やはり、見ると、するとでは、大違い。ゆっくりとした動き、常に中腰、片足で身体を支えるのは、本当に難しいです。背筋を伸ばした姿勢の美しさを保つ。でも楽しみながら、お稽古は続けていました。夢中で練習するあまり、膝が痛むようになりました。整形外科病院で診察してもらっても、「わかりません」の返答で「それより、あなたの外反母趾が気になるね」といわれる始末。実は、長年のパンプス生活や歩き方のせいで外反母趾もありました。運動音痴なのに、不安だらけですね。膝が問題なので、太極拳の先生に相談すると「筋肉をつけることよ」の一言。今でこそ、筋肉大事といわれ、体操あり、ハウツー本ありですが、当時はどうやってすればよいの?という状態でした。男性と一緒に並んで、マシンを動かすなんて、絶対に嫌でした。
その時にまた、偶然出会ったのが、カーブスのパンフレット持参のコーチです。やはり、願っていれば叶う、という持論の私。女性だけ、30分、と聞けば即入会でした。それがなんと遡ること12年前の出来事です。
その間、勤務地が遠くてカーブスの時間ぎりぎりのこともありましたが、運動できる服装と靴は常備して、15分でも、半周でもの気持ちで通い続けました。家族の介護や身内の不幸ごと、私自身の骨折もあり、長期で休むこともありました。30分利用できなければ、また休めばお金が無駄になるとは思いました。
では、私が続けたのは、何だったのでしょう?筋トレのおかげで、筋肉が着実について、太極拳に励むことができたこと?いいえ、それだけではありません。しばらく、顔を見せないと気にかけてくれるメンバーさんたち、皆さんはそれぞれの目的は何であれ、同じ明るい方向にベクトルが向いています。○○さんのお母さん、○○さんの奥さまとではなく、名前で呼び、迎えてくれる元気なコーチたち。素敵な出会いです。
これからの日本はますます高齢化社会になることは、周知の事実です。車社会に慣れて、歩くことさえ、面倒に感じる私。カーブスに出会ったことでこれから先の未来が明るく、楽しいものであるように願って、筋トレ頑張ります。また、筋トレの大切さを多くの女性が気づかれることを願ってやみません。
佳作
「続けてよかった私の大好きなカーブス」
カーブスって
どんな運動?