「なにこれ?」お腹周りにぷっくりと付いたゼイ肉。なんじゃ、この浮輪肉?そういえば最近、体重増えてきたな...。以前は数日間の食事制限で減っていた体重だけど、この頃全然減らない。いつもはいているズボンも段々きつくなっている。やばいな~、マズイな~...。「なんだ?」腰が、変。痛くないし、動ける。時折感じるようになった、腰の違和感。重い物を持った時に、「だるまおとしのだるまさんみたいに、腰のあたりポーンって抜けそうになる」と、知人に話すと、「それの酷いのが、ぎっくり腰だよ」と。体の頑丈さ、健康には自信があったゆえ、ショック!私が、ぎっくり腰予備軍とか、ありえない!やばいな~、マズイな~...。不安を抱えながらも特に行動は起こさず、休日や余暇は、好きな読書やゲームに明け暮れる日々を怠慢に送っていた。
 
 ある日ふと考えた。我が家は母子家庭で、息子と2人。孝行息子は地元で就職し、真面目にお勤めしている。両親も、なにかに元気で健在。有難い状況、今は、ね。この先は?私に何かあったら?息子に負担かかるよね?あいつ優しいから、大丈夫だよ、って笑って苦労背負うだろうな。そんな事させたくない。老いる事、弱る事は仕方ない。当然で必然の成り行きだ。重なる年齢は尊い。でもさ!年だもーん、しゃーないじゃーん!って何の策も講じずにだらだら過ごすのは、違うんじゃないか?何か...何かしなきゃいけないんじゃないか?息子の為、いつも心配してくれる両親の為、そして、自分の為に。
 やっぱり健康の為には運動かな。手軽なウォーキングとか。あ、履く靴がない...あったあった。これでいいや。と、一歩外に出るも寒いの暑いのと断念。自転車買ってサイクリングとかしてみるか。でもなー買った挙句、乗りません、続きませんなんて、最大の無駄だよね。却下。Youtubeの動画でエクササイズでもしてみるかな。動画検索ぽちぽち。あれやこれやと試してみる。途中にちらりとカーブスの広告。無理ー!素通り。スポーツサークル活動とかも考えた。待て、人付き合い下手がサークルは出来ないだろう。再度動画検索。カーブスの広告。ジムに通う自分。想像できないカーブスに通う自分の姿。贅沢じゃないかな。自分にお金かけて良いかな。悩んだ末に息子に相談(息子はフィットネスジムに通ってる人です)。「良いんじゃね?」ぐだぐだ御託を並べる私を一蹴。どうやら「筋肉は裏切らない」らしい。
 紆余曲折を自ら作り出した末に始まったカーブスライフ。最初は緊張してたものの、コーチの明るさに支えられ、メンバーさんの優しさに助けられながら自然に通えるようになっていった。
 
 運動0生活からのカーブス。変化は程無く現れた。まず、浮輪がしぼんできた。ででん!と鎮座されていたゼイ肉が、ちょっぴりずつ減っていった。ズボンが、きつくない。腰の違和感が改善されている。体が軽くて動きやすい。肩こりとか神経痛も減ってきてるような気がする。でも、体重は増えたので、一時期ショックを受けた。私にとって、体重増は悪だと思っていたからだ。なーぜー(涙)!「筋肉がついたから」とコーチに話され納得。脂肪より筋肉って重いんだもんね。確かに、体脂肪率低下して、骨格筋率上昇してる。体重増は悪じゃない。正しいトレーニングで増える体重は、良い成果なんだ。あら?気持ちも前向きになってる。
 体の変化に伴い、心も変わる。腹圧入れて、ぴんと背筋を伸ばして立つ。悲しい時、失敗した時も、姿勢を正すと心も前を向くんだと感じる。下ばっかり向いてた時は、人の顔も見えないし、自分の顔も見えてないだろうからと、ムッスーっと眉間にシワ寄せてたと思う。今は、(マスクの下でも)口角上げて、笑顔で周りを見るように、眉間のシワも伸ばすように、そんな気持ちになっている。何故そう思えるか。きっとカーブスに通っているから。カーブスに通ってるんだよー、続いてるんだよー、頑張れてるよ。自分、偉いよ!元々飽きやすい性質だから、どうなることかと危惧していたが、まあ楽しく続いている。自分に無かった自信が生まれた。物事全般において、「頑張るのは損、やるだけ無駄、努力は人を裏切る」と考えていた自分だった。カーブスで「筋肉は裏切らない」事に気付き、何もしていないから、何も変わらなかったのではないか、と思うようになった。生活も仕事も、やれるだけやる。出来る限り頑張ろうと。もちろん、ずっと全力では息切れするので、自分と相談しながらね。だって、カーブスにもピンクとブルーのゴムがあるんだから。
 頑張っても失敗はする。何だってそうだけど、経験を次の糧にできるようになりつつある。そんなの当然でしょ?って分かっている人の方が世の中多いだろうけどね。この年まで気付かず生きてきたのかと思われそうだけど...。遅くても、気付かないよりはおりこうさんだと、自分に言いきかせている。
 The Power to amaze yourself。明日の自分にきっと驚く。カーブスの壁に書いてある言葉。これからもまだまだ、自分に驚きたいので、続けます。
 
 ♬30分フィットネース、カーブス♬のCMのように、にこにこ笑顔でマシンを動かすメンバーさん達。コーチや他メンバーさんと談笑され、挨拶を交わす。和やかで良い雰囲気。すっ、と入店して、さくっとワークアウトされるメンバーさん達。格好良い。様々なメンバーさんがいるから、私も自由にカーブスライフを送っている。トレーニング中はマシンをいかに早く、大きく、美しく動かす事が出来るかを考え全集中。腹圧忘れずー、力強く!鼻息荒く必死にマシンと対峙する姿は、ストイックで近寄り難い空気を醸し出しているかもしれない。ゼーゼーしてるし、目はギラギラしてる(かもしれない)し。それが、私にとってはすごく楽しい。「今日も全力出し切ったー」とワークアウト終了できた日は、満足の極み。カーブス楽しいわー。ストレス解消できて、健康増進とか一石二鳥以上だわ。って、思ってるが。
 明るく声を掛けて下さるコーチや、挨拶や話掛けてくださるメンバーさんに、不愛想になりがちな自分が気がかり。元々ハスキーボイスで、目が怖い(らしい)、言葉選びが下手だし。こんな私でもカーブスは明るく迎え入れてくれる。コーチもメンバーさんも笑顔で接してくれる。ありがとう。
 一年にも満たないカーブスライフだが、私に大小様々な変化を沢山もたらしてくれた。これからも、全集中で全力のワークアウトでLet'sカーブス!
 
 最後に、迷える母の背中を押してくれた筋トレオタク息子よ、ありがとう。