私の町にカーブスがオープンしてから十四年になりました。宮城内陸地震、そしてカーブスオープン一年後に東日本大震災、町の商店街は軒並に潰れて私の家も店もすっかり半壊し営業出来なくなりました。心も体も体力的に落ち込んでいた所へカーブスオープンのチラシを持って店長達がご案内に来てくれました。店が再建するまで頑張ろうとすぐ申込みました。学生時代から新体操、バレーボール、ソフトボール、その他陸上等、スポーツが大好きだった私は、子供を育てあげてもバレーボール、パークゴルフ、ユニカール、和太鼓と楽しかったのですが、度重なる震災で体力もその通りになりました。そんな時にカーブスが。入会して十四年になりました。
友人の殆んどが手首、足首、腿骨の骨折で整形外科に通ったりしていて、私も気をつけていたのですが、去年の小春日和、お仲間とパークゴルフの帰り、自宅を目の前にして転んで右肩を骨折、右上腕骨頚部骨折で思いがけなく入院。目の前がまっ暗になりました。これまで何事もなく元気にこれたのにどうしようと、すっかり日常生活が変わり、手術して人工骨を入れたその日から塞ぎ込みました。
結果は、歩けるので十日間位で退院。右手が使えないままの生活でした。そんなある日。主人にカーブスをお休みする事を連絡したかと言われてはっと気が付きコーチに電話を入れました。何も問題のない年齢らしいこの老体。カーブスのおかげと毎月発行されるマガジンは楽しみに全部読み、新しく自分の体に変化を見つけようとしていたところこの入院。ところが、整形外科でドクターに骨のつきも良く筋肉も年齢のわりに早く回復している、びっくりした、もうカーブスも車の運転も良いと許しが出て、三ヶ月かかるところが四十日位でリハビリしながら日常に戻りました。
筋トレの効果には本当に嬉しくなりました。沢山の友達やカーブスのメンバーが私を支えてくれ、両脇のマシーンに手が伸びない時はフォローしてくれたり、立っているのが辛い時は順番を取ってくれたり。それよりもスタッフ一同の優しい声がけに手術後のリハビリと思って続けております。カーブス終了後コロナ前はメンバー八人とお茶しながら近況報告、食事や体の変化等お話をしていたのですが、退院後も復活。楽しみに変わりました。歩くのは有酸素運動。筋トレ、ストレッチは筋肉をつける。雨の日も雪の日も室内でたった三十分でこの両方を体験出来たカーブス。筋肉は年を取っても四十日位でついてくる、本当に今回の骨折で貴重な体験をしました。週三回特別な事がない限り十四年間私とカーブスとの繋がりは切れませんでした。
カーブスに入会してから若いメンバーが多くなり、又店でカーブスのお話をした人達が多く体験しているのを見ますと嬉しくなります。人生百年。健康に自信過剰は禁物ですが、何が起こるかわからないこの時代。大勢の人との繋がりや出会い、その目標に向かっての継続。ウィルスとストレスには勝つことは出来ませんが、カーブスでの十四年間、私にとって何よりのプレゼントになりました。これからも年齢と共にカーブスと老々介護に頑張りたいと思います。