忙しさを理由になかなか運動ができないでいた私が、知人の紹介でカーブスに入会したのがちょうど1年前。『何もしないより、マシ!』のスタンスで始めた。ケチな私は行けば行くほど月会費を日割り計算すれば安くなるからと頑張って通った。
 しかし、基本的にカーブスに行くのは仕事帰り。必然的に夜の時間が押してしまう。家ではお腹をすかせた成長期の息子二人が私の帰りを待っている。続くのだろうかと不安もあった。何かで1日休めば、ズルズルと休んでしまいそう。たった30分が、されど30分な時もある。

 「こんにちは」と仕事で疲れた身体にムチを打って入店すると、「カヨさん、こんにちは~!!」と元気に声を掛けてくださるコーチ方。この「こんにちは~!!」でカーブススイッチが入る。「よしっ、今日も30分頑張ろう」
 中でも、「カヨさん、今日も頑張って来れましたね」と毎回声を掛けてくださるAマネージャー。フルタイムで働く私にとって、「今日も頑張って来れる」ことは、本当はハードルが高いことに気がついた。日割り計算で安くなるというケチ精神で頑張っていたけれど、仕事ですごく疲れた日もあるし、落ち込むこともある。でも、「カヨさん、今日も頑張って来られましたね」の言葉が嬉しくて、その言葉が聞きたくて通っている自分がいた。そして気がつくと気分が前向きに、自分に対して褒めグセがついていた。
 
 仕事の時でも、いつでも、何かをすると「今日も頑張れた~」と思うし、ダメなことがあった時でも、「○○だったけど、△△できた」といつも何か自分を褒めている自分がいた。ネガティブ思考は私にはありえなかったことと気がついた時には大変おどろいた。
 この1年で運動習慣と前向きな心が付いてきた。Aマネージャーは産休に入られ、今は会えないけれど、復帰された時に「カヨさん、頑張りましたね!!」と言っていただけるように更に頑張ろうと思っている。
 
 入会して1年が経つけれど、正直体重には大きな変化がない。毎日、測定の度に少し悲しくなった。そんな時、新人のHコーチが「見た目がスッキリしてきましたよ、背中とか。私、カヨさんが頑張ってるの知ってるもん」とつぶやくように言ってくださったことが心の支えとなっている。成果は体重だけじゃない。「何もしないより、マシ」のスタンスとケチ精神で運動習慣と前向きな心がついてきた。1年目でのこの成果は基礎となり、大変ありがたいもの。
 2年目は「通っているんだから、何かしらの成果を」を目標として、更に前向きに通っている。毎回、明るく、元気に迎えてくださるコーチ方。これからもよろしくお願いします。