私は、カーブスに入会致し間もなく2年になります。入会当初の自分と今の自分の姿を比べると、余りの変化に"夢を見ているのかしら?"と疑うことさえあります。
 お陰様で顔見知りの友達もでき、時には、辛かった体の様子を気軽に話す余裕もできてきました。ある日私は「私って、子供の頃から猫背でね!しかも入会した頃は、歩こうと左足を出そうとしても、思うように出せず、ヨロヨロ歩いていたんだよ」と話すと、『え!うそー!信じられない』と私の顔を覗き込んだり、疑い深そうに首をかしげたり、私の全身をチラチラと眺める友達もいました。
 又ストレッチ中に、偶然隣り合ったAさんは、私に『おいくつですか』と声を掛けてきました。つかさず、「団塊世代の76歳のおばあさんです」とためらいもなく言いました。すると、Aさんは、『私と同じ60代半ばかなと思いましたよ、年齢の割に若いんじゃないですか!...時々お会いするんですけど、いつも活き活きしていて!』と声を掛けてくれたAさんの傍らで私とAさんの会話中、急に私の後に回り背中を摩りながら『ビックリした!本当に背筋が伸びていて、年寄りの体型でないね』と感心したようにつぶやかれたOさん、"元来猫背で俯きかげん、しかも引っ込み思案の性格だったのだが...カーブスの環境によって、私は変わったのだろうか?私を仲間として気さくに声を掛けてくださる方々が沢山できてよかった"と思っています。仲間が沢山できた嬉しさと恥ずかしさ。でも満更でもないなあと思いつつ、首や肩を動かしてみました。「首、肩ゴキゴキなし!潤滑油注入ズミ!」とつぶやき、思わず肩をすくめ笑ってしまいました。
 
 いつも寒い寒いと口グセの私、夏だってエアコンは大嫌いでした。しかし、今年の冬は敷毛布なしで寝られましたし、全身コチコチ感もうすれ、体中ポカポカしてきました。特に、あの起床時のだらだらした姿は、どこかへ消え、"今日も気分爽快"と一日がスタートできるようになってきました。
 私は、事あるごとに、"筋トレって、すごいなあ!何もかも可能にしてくれる...これが私のルーティンだわ!"とカーブスが大好きと通い続けました。
 
 昨年(2023年)の10月のある日、いつものようにショルダープレスで腕の上下運動をしていた時、Iコーチが『道子さんいい仕事しているね』と小声でほめてくださいました。私は"よかったあ!自信を持っていいの?"と思いました。確かに、この時期頃から、筋トレそしてストレッチの一連の運動後、退所時の自己評価アンケート、パネルタッチ時、"なんと心地いいんだろう"と全身で感じるようになってきました。私は、筋トレの回数を重ねるごとに、"このさわやかさって?一体なんなのだろう"との思いが強くなっていきました。"よ~し、今日こそ!この正体は何か?聞いてみよう"と思い、勇気を振って、Sコーチに「先生、筋トレ後パネルタッチした時、なんとも言えない快感を味わうんです。長い人生の中で、こんな心地よさは初めてです」と報告しました。するとコーチは、つかさず「道子さん、それは、ホルモンが出ているんです」と教えてくださいました。私は、自宅に戻る運転中"この歳になってホルモン?76歳の老女が、エストロゲンなどないかもね!ホルモンに関する知識がなく増々何の事なんだろう"と疑心暗鬼になりました。しかし、筋トレの快感中毒は続きました。
 
 そんな矢先、私の体は怪現象のようなミラクルに出合いました。それは、今から60年以上前の出来事です。当時13歳だった私は、思春期真只中のジャジャ馬娘でした。母親とのコミュニケーションが上手く取れず、イラだちが積もり、母親への反抗として、八つ当りの行動をしました。その発端は、ストレス解消手段として、唯一私を愛してくれる祖母宅へ逃避行を企てました。しかし、母親に無断外泊を即見つかり自宅へ戻された時の出来事でした。怒りのピークに達したジャジャ馬娘は自宅の木の雨戸の節穴に右人さし指をつっ込んで、勢いよく木の雨戸を開けようとしたが木の雨戸のレールの滑りが悪く、怒りの右人さし指は、節穴に挟まれてしまいました。"あっ"と思った瞬間強い衝撃と激痛が走り、頭や首(右側)、右人さし指の第1関節からどっと血が流れおちました。
 当日の私は、痛みより母親の叱責を拒み、シクシクと泣きその後近くの医院に2・3日通院しましたがいつの間にか、指の怪我の事など忘れていました。しかし、ハサミ使いは親指と中指、包丁での食材刻みは手首を前後に動かすのに抵抗があったので、敢えて刻み作業は避けてきました。なぜか仕事上ピアノだけは、なんとか弾くことができていました。やがて長い歳月が流れ、時として右人さし指に違和感はあるものの、八つ当りしたのは自分が悪いと諦めていました。
 
 しかし、昨年(2023年)11月末頃の事です。スムーズに紙を切っている自分の右人さし指を見た瞬間「え!」と驚きました。"まさか筋トレで突然に筋肉が目を覚ますっていうことあるのかしら?確かに、最近右肩腕全体が軽くなってきたことはうすうす感じていたけど!まさか..."この怪体験後、ほっとした気持ちと、どうしてとの不安で心が揺れていました。
 恒例の計測時カーブスマガジンをいただき真っ先に目に飛び込んだのは、久野先生の"筋肉スイッチ"の書籍でした。さっそく購読し"ああなる程!Sコーチの話されていたホルモン!私が体感した心地よさは、幸福ホルモンエンドルファンだったんだわ。でもこのエンドルファンって?人がこの世からさよならする時脳から麻酔のようなものが出て、あの世へ...でも、今私とっても元気だけど、心も体も軽くなった。やっと納得"と思いました。私の筋肉の奥深い層で冬眠し時々悪さしていたのが、きっとカーブスで筋トレしているうちに、雪解けし、筋肉から"しあわせ"と感じ、ジャジャ馬娘の筋肉にスイッチが入ったのかもしれないと思いました。
 
 現在は、全身の痛みも減少し、体が柔軟になりリズミカルに動くようになってきました。筋トレって!時間も空間も超えて、タイムスリップするんだわ!!13歳のジャジャ馬娘に辛く痛い思いをさせて「ごめんね」とつぶやくと当時の状況が浮かんできて、愛しさと切なさで涙が溢れました。筋トレを進めてくださった主治医に体調がよくなったことを報告すると、『今まで沢山の症状を訴えていたのは、実は貯め込んだストレスだった......筋肉が筋っぽかったのは、自律神経が乱れていたからだろうと思います』と...よかったね、と言ってくださいました。
 私の心身の歴史を振り返ると、列車に例えると、心は超特急、そして体は、鈍行列車でした。これからは、ストレスと上手に付き合う為にも筋トレを続け、ポジティブ思考で、日々独り生活をエンジョイしていこうと思います。
 
 いつも温かく見守り適時にアドバイスしてくださるカーブスのコーチの先生方ありがとうございます。今後共よろしくお導きください