「体が変われば心が変わる、心が変われば毎日が変わる、毎日が変われば人生が変わる」我がカーブスに入店すると同時に見えてくる毛筆の太くて力強い文字、コーチが心を込めて書かれたものです。これを見て気合いが入ります。
 通い始めて早や9年目、12機のマシンは今なお頑固で重くて重くて必死になっても一向に軽くはならないけど、心拍数を上げようと真面目に取り組んでいます。ここまで来たからには当然10年を目指す覚悟です。カーブスのお陰で元気な暮らしが続き、ラジオ体操とウォーキングも欠かさず行っています。歩き方を変え筋肉がつく方法を取り入れました。30分のウォーキング中、2分間×4回を目処に速歩を実践する事にし、同時にたんぱく質1日12点摂取する、これで太ももに筋肉がつけばしめたもの。筋肉は裏切らないとのことだから...次回の計測日が楽しみです。
 
 さて、以前から地区の老人会に誘われていたのですが、やっと気持ちが前向きになり思い切って入会する事にしました。会は楽しいよ、ハッピーバースディを弾いてよ!と言われ、その気になり老人会デビューした次第です。これは進化したのでしょうか、それとも老化でしょうか?月一回の誕生会、一人暮らし高齢者の交流会、長寿祝などの出番があり、その都度バイオリンを背負って参加しています。難しい曲はできませんが、季節の歌や童謡を弾くと皆さんが一緒に歌ってくださり、喜んでくださるので私も幸福になるのです。演奏は下手ですがバイオリンが珍しいから暫くは続くでしょう。私を受け入れてくださった老人会の皆さん、ありがとう、感謝です。
 
 もう一つ、カーブスで鍛えた体で頑張れた事があります。エッセイ誌上に何度か書きましたが、孫は重度の難病で、一年程前にようやく病名がつけられました。自分の身の自由は全くできず、間もなく20歳となる体は60キロを越えています。4年ぶりに一家4人で年末帰省するとの連絡がありました。孫の名はKと書かせていただきます。外出の機会もなくなったKを喜ばせる案を相談した結果、みんなで餅つき大会をする事になり、私の2人の息子とその家族9人で行う計画ができあがりました。ところが友人達とその家族も参加したいと申し出があり、次々に人数が増え、とうとう25人にふくれあがってしまったのです。サァー大変、準備するのは殆ど私、大丈夫かなぁと不安になったもののやるしかありません。
 前々日から段取りを考え、皆が到着すると同時に餅つきが始められる状態に整えて待ちました。各々の家族と子供達が代わり番こに杵を持ち、掛け声と共に餅をつき、自分であんこを入れて丸め、ほおばりながら楽しい笑い声が飛び交います。準備した2キロのあんこはまたたく間に完食。Kも車椅子で見学しながら小さくちぎってもらったあんこ餅をおいしそうに食べました。
 餅つき終了後はバーベキュー、大勢で盛り上がり12月30日の夜はどんどん時が過ぎ、終宴時刻は決めていたものの終わるはずもありません。そこで「宴もたけなわではございますが...」の意を込めてバイオリンを持ち出し「ほたるの光」を演奏したところ再び盛り上がってしまいました。集まった皆に楽しかったと喜んでもらい大変良い思い出となりました。Kも最後まで付き合ってくれてお疲れさま、茶の間の障子に残した爪あと、何も出来ないと思っていたのにこんなイタズラができたじゃないの、いとおしくて穴のあいた障子を修復できず眺めています。それもこれも私が筋トレに通って元気を維持しているからこそ出来た気がする。ありがとうカーブス、これからも宜しくね!