三月下旬、とある整形外科にて。担当医「通院は今日で終了です」私「は?先生、ここの空間は?」担当医「それは肩の骨です。」私は今まで、レントゲン写真のどこを見てきたのでしょうか。
 
 三ヶ月前、室内でつまずき、肩・額・頭・背中を打ち、あっという間の出来事に、一瞬気を失いそうになり、私、このまま、逝くのか、と頭をよぎりました。その日は土曜日。たちまち、左腕が腫れ酷い状態に。整形外科を訪れると、「鎖骨骨折です」そして、半世紀以上前に見たことがある『三角巾』で腕をつられ家路につきました。
 幸いにも、骨折部分がずれていないというので、手術は免れましたが、それからが大変。左腕は身体にくっつけたまま、寝る時は仰向けで、日常生活は右手だけです。七十才を過ぎた私は、治るまで何ヶ月かかるのかわからず、心が滅入りました。それよりなにより、三角巾で腕をつっていたら、肩がこり、骨折より大変な思いでした。ところが、ネット社会の良いところ。肩に負担のかからない『サポーター』を見つけて、それは解決できました。
 あの時、もう少し気をつけて歩いていたら等々、数日前に戻りたいと思う日々の繰り返しでした。時、あたかもクリスマス前、そして年末と、何かとやり残している事への気がかり。「カーブス、一旦、やめたら?」と、家族の助言もありましたが、そのままにしておいて良かったです。
 
 通院終了後の翌日、早速、カーブスへ!!三ヶ月ぶりの車の運転はどうかな、と思いましたが、車庫内でイメージトレーニングして向かいました。実は、その時点では、左腕はまだ後ろへ回すことが出来ていなかったのです。この位の不自由さはしょうがないかなと思いながら、日々通うにつれて、いつの間にか手が後ろに回っていました。カーブスの運動でリハビリです。コーチの皆さんには、「痛くない方の腕に負担をかけすぎないように」とか、「目一杯、頑張っているようだけど大丈夫?」等々いつも気にかけていただき、有難かったです。三ヶ月前、気弱になってカーブスを退会していたら、再開の機会を決めかねていたと思います。
 その後、十周年を迎え、日々、カーブスに行くことがルーティンになっていて、運動後の心地よい疲れを楽しんでおります。長い間、休んでいた私を暖かく迎えてくれたコーチの皆さん、同じ時間帯に顔を合わせる皆さんに、元気をもらったと思っております。そして、通院、買い物に快く車を出してくれた配偶者に感謝・感謝です。