私の「三本柱の好き」の一番目はカーブスです。健康作り、老化防止、継続的・定期的に運動がしたい、との思いで入会しましたが、今では趣味の感覚です。週三回の目標でカーブスへ行けば、顔見知りの仲間に会い、天気、健康、病院、買い物等いろいろな情報が得られます。コーチの元気な挨拶や、名前で呼んでもらえるのも好きです。何より良かったことは、入会前は坂道を上がるとすぐに息が切れていたのが、楽に上れるようになりました。加えて以前は首、肩、肘がよく痛かったのですが、かなり減ったのは有難いことです。

 一昨年、東京在住の娘が病気になりました。娘家族を援助するためカーブスを休みがちになりました。退会も考えコーチに相談すると、「東京でも各所に店舗がありカーブスに行けますよ」と教えてもらいました。そしていろいろ問い合わせをしてもらいました。あいにくコロナ感染の時期だったので、他店舗への移動はできませんでしたが、コーチの優しい気持ちが嬉しかったことを覚えています。何とか行ける時だけでもカーブスで気分転換をして、止めずに続けてこれました。
 娘は今では通院・投薬をしているもののかなり回復してきました。退職こそ余儀なくされましたが、少し後遺症の残った体で子育てをこなしています。先日は子供の受験を懸命にサポートし、希望校に合格という嬉しい出来事もありました。

 最近の私のカーブス計測結果は少し後退傾向です。原因を考えると第一は運動不足。寒さで以前やっていたウォーキングをやっていません。第二はご飯・パンの食べ過ぎです。二年九ヶ月前の入会当時を思い出してみました。計測結果は良好でやる気満々でした。もう一度初心に帰って姿勢・腹圧を意識したマシン、たんぱく質重視の食事、カーブス以外の運動も心がけたいと思っています。

 私の「三本柱の好き」の二番目は週一回のコーラスです。コーラスとの出会いは短大時代の部活、五十年ほど前のことです。指導の先生に「いい声をしている」と褒められてその気になり、ハモる楽しさを知りコーラスが好きになりました。結婚して暫くブランクはありましたが、再び歌い始めました。ベートーヴェンの第九をオーケストラの後ろで歌い、感動したのはいい思い出です。今のコーラスサークルは入って十五年ほどですが、とてもいい指導者に恵まれてコーラスの楽しさ、音楽の素晴らしさ・奥深さを感じさせてもらっています。

 「三本柱の好き」の最後はパン作りです。最近は週一回のペースで作っています。手作りの良さは健康を考え、材料を吟味できることです。小麦粉は米粉に、白砂糖はキビ砂糖に、精製塩は自然塩に、バターはゴマ油に代えて作っています。そして砂糖、塩、油の量はできるだけ控えめに。今まで何度も失敗しました。そのつど原因を考え、ノートに書き再チャレンジしてきました。最近は少しマシなパンが作れるようになってきました。夫に家庭菜園で作ってもらったニンジン、かぼちゃ、さつま芋、ゆずの甘煮などを生地に練り込んで、おいしいパンが焼けました。春になり実エンドウ、玉ねぎ、トウモロコシなどが収穫できればパンに!と夢が膨らみます。

 これからもカーブスでしっかりと健康を維持しつつ、コーラスを楽しみ、パン作りをしていきたいと思っています。

 昨年カーブスマガジンを読んでいて驚きました。「カーブスエッセイ大賞」に十五年連続参加の方が二名みえるのを知ったからです。カーブスを十五年続けていることも立派ですが、エッセイを十五年書き続けるとは感嘆に値します。及ばずながら私も年に一度、反省と希望を新たにするために、来年も書き続けたいと思っています。