私がカーブスに通い始めたのは、お店が開設された2020年からで、今年で3年目になります。
当初は定年退職を迎え、今まで頑張ってきた自分へのご褒美として、短時間勤務に切り替え時間に余裕を持てるようにし、その時間を自分の健康維持のために費やそうと思いカーブスに通い始めました。カーブスで過ごす時間は、とても楽しく充実していて、あっという間に30分経過し、少し物足りなさを感じていました。
そんな私が2021年3月にがんに襲われていたことがわかり、病院を受診した時には医師から『すでに手術ができない状態になっている』と宣告を受けました。「えー!なんで私ががんに」と気持ちがどん底に落ち込み暗闇の世界に入り込んでしまいました。でも「死にたくない、まだ生きていたい」と強く思い暗闇から這い上がり、治療に専念することにしました。せっかくカーブスに出会い、辞めたくないという思いがあり、コーチの方々に自分ががんであることを告げ、カーブスを退会しないで済むにはどうすればよいのかを相談し、一時休会という措置をとらせていただくことにしました。コーチの方々は親身に相談にのってくださり、身内と同じくらいに大切な存在となりました。今でもその気持ちに変わりはないです。本当に心から感謝しております。
治療に専念しベッド上での療養生活は、体力は落ち、筋肉は削げ落ちていくばかりでした。ペットボトルの蓋を開けるのも困難になり、病室内を少し歩くだけでもヨロヨロ・ハアハアしてすぐに横になってしまう状態。治療を終了すれば待ちに待った退院。でも「自宅に帰って、家族に迷惑をかけるのではないか」という不安を抱えたまま6月中旬には退院しました。
自宅の階段の上り降りは、手すりに捕まりながら一段一段ゆっくり時間をかけて上り降りをするような状況が続きました。
自宅療養で、少し体力が戻りつつある7月中旬頃から再度カーブスに通いはじめました。コーチの方々から「お帰りなさい、待ってました!」と笑顔で迎えていただきました。そして温かい励ましとサポートを得ながら、なんと1週間後位には3階までの階段を手すりを使わず休むことなく、一気に上り降りができるようになったのです。そしてペットボトルの蓋も開けられるようになったのです。このことをコーチの方々に話をしたら、まるで自分のことのように喜んで下さいました。自分一人ではなかなか体力増強のための筋トレはできないけれど、ここ(カーブス)に来れば、コーチの方々の支えを得ながら頑張れると確信できたのです。
短期間入院での化学療法や放射線療法の治療は継続しなければならない私は、退院した時を見計らって身体と相談しながら、月8~10回はカーブスに通いました。治療があと2回で終わるかもしれないと思っていた2022年6月初旬、退院した翌朝に失神するほどの激痛を腹部に覚え、これはただごとではないと思い、夫の運転で近場の病院を受診しました。医師より『薬剤の副作用で小腸に穿孔(せんこう)を起こしている。手術をした方がよいです』と言われ緊急手術を受けることになり、そして点滴と2週間の絶飲食の治療を受けました。その時も体重は激減し、せっかくつき始めた筋肉がまたもや削げ落ち、部屋内のトイレに行くのも大変な状況になってしまいました。でもその時にリハビリの先生が驚いた様子で、「こんなに体力・筋肉が落ちているのに歩けるのはすごいですね」と言われたのです。これはカーブスに通っていて『貯筋』があるからかもしれないと思ったのです。この時は心から『カーブスに継続して通っていて良かった!』と思いました。
今でも外来での化学療法治療は継続中です。
治療の合間をみて、身体と相談しながらカーブスに通っています。治療後の体力回復も早く、副作用も軽くて済むように感じます。夫や娘も「今日もカーブスに行けて良かったね」と言ってくれます。もちろんコーチの方々には「明日は治療を受けて来ます。次に来るのは○○曜日です」と情報を共有させてもらっています。コーチの方々は、「わかりました。行ってらっしゃい、次来るのを待ってますね」と温かい言葉で見送って下さいます。また治療後にカーブスに行くと、コーチの方々から「待ってましたよ。今日来れて良かったですね」と笑顔で迎えてくださいます。
いつ何時襲ってくるかもしれない病気・事故・災難。万一そのような状況に遭遇してしまった時に少しでも早く体力を回復するために、また体力維持・健康増進のためにカーブスに通い続けることはとても良いことだと心から思っています。
がん専門の医師は、がん患者は適度に運動し筋力をつけることは、『がん免疫の活性化』『がん細胞の増殖抑制効果』『がん転移のリスクが減少』という観点から運動することは大切なことであると推奨しています。ですから私はがんに克って(癌サバイバーの医師の言葉を借りて言うなら、【勝つ】ではなく【克つ】)、少しでも長く家族とともに楽しく過ごし、生き甲斐のある生活を送りたいと心から願いカーブスに通っています。そしてこれからも身体と相談しながら、またコーチの方々のサポートを得ながらカーブスに通い続けたいと思っています。
準賞
「カーブスと歩むがん克服への道」
カーブスって
どんな運動?