2020年6月に右股関節人工置換の手術の為。またコロナの流行でカーブス自体も休みになり、長い期間筋トレをお休みすることになりました。でも、まさかもう入院することはないだろう、と思っていたのですが。
その日は急にやって来たんです。
2022年10月21日、通院し薬をもらうつもりで行った病院で緊急入院を言われたんです。入院をしぶっていると、先生に
「このまま治療しないと1年後には8割から9割は亡くなるよ。」と...。
その言葉にびっくりして、その足で入院することにしました。
私の病気は膠原病の中の多発血管炎性肉芽腫症という、指定難病でした。
1月の末頃から中耳炎が治らず、耳の聴こえが悪くなり、入院前の1か月は特に何もしていないのに両足のふくらはぎの筋肉痛が治らず、自分でも異変には気がついていました。
でも、まさか...。って感じでした。
入院し、治療が始まったのですが、ステロイドをはじめたくさんの薬を飲み、2~3週間に1度点滴をする、というものでした。
ステロイドは病気を寛解にもっていくのに必要な薬なのですが、血糖値が高くなったり、血圧が高くなったりと副作用もありました。なので、朝は薬の量がすごく多くて薬を飲むだけでおなかがいっぱいになってました。
体重も1週間から10日に1kg減る。といったことも。こちらは、太めの私にはうれしかったのですが、今から思うと喜んではいられなかったのです。なぜって、足の筋肉がどんどん落ちていたんです。
ある日、シャワーを浴びていて鏡にうつる自分の太ももを見てビックリ!!今まで太すぎてすき間なんてなかったのに、向こうが見えるんです。太ももの太さを測るとなんと、10cmも細くなっているんです。毎日病棟の中を歩いて、動いているつもりだったのに...。とショックを受けました。
でも、もっとショックだったのは、床に物を落した時にしゃがんで拾ったのはいいのですが、そこから立ち上がることができなかったんです。こんなに筋肉が落ちるなんて。体重が減って喜んでいた自分がうらめしかったです。
2か月の入院生活が終わったのが12月24日、年が明けるのを待って退院から半月でカーブスに復帰しました。治療の影響で感染症にかかるのはこわかったのですが、筋肉をつけるという思いが強かったのです。
カーブスに復帰してから、今までワークアウトの時にお会いして挨拶を交すぐらいだった方が何人も私に声をかけて下さいました。
「どうしてたの?」「大丈夫?」「やっと会えたわ。」などなど、私の姿が見えなくなり、心配して下さっていたのです。病気で入院していたことを話すと、それからは顔を見る度に「体調はどう?」「大丈夫?」「無理せずゆっくりね。」とやさしく声をかけて下さいます。「元気印のあなたがいなかったからさみしかったわ。」と言われた時には涙が出そうになりました。病気になったことは不運でしたが、メンバーさんに「元気な人」と思われていたことがわかり、うれしかったです。
入院中にはコーチが手紙や写真を送って下さったので、ハロウィンの仮装の写真は病室の壁に貼り励みにしました。看護師さんたちには「カーブスのコーチなんです。」と自慢してました。また、患者さんには「カーブスって30分のフィットネスいいよ。」とアピールも忘れずしてました。
復帰後はコーチのみなさんがとても気にかけて下さり、ワークアウト中に何度も「大丈夫ですか?」だったり、心拍数が多いと「無理せずゆっくりね。」と声をかけて下さり、大変うれしく思っています。はじめはすごく重く感じていたマシンも今ではそこまで重く感じることはなくなりました。
毎日のようにカーブスに通うのは、筋肉をつけたい、ってのもありますが、私はメンバーさんやコーチのみなさんとの交流したい、っていうのが大きいですね。
神様は乗り越えられない試練は与えないだろう。私はこの病気とうまくつきあっていけるだろう。ということなんだと思うようにしています。なので、これからもコツコツと筋トレをして貯筋し、病気に負けない身体を作っていこうと思います。みなさん応援して下さいね。