数年前まではカーブスメンバーでしたが、体調を崩し退会した夫の母。「またやろうとは思ってるけど、もう少しよくなったらね」というのが口癖でした。室内用のシューズもきちんと残してあるけれど、一歩がなかなかでない・・・そんな印象をうけました。
けれどもある日、義母が自らカーブスに出向き、再入会をしたとコーチから連絡があったのです。コーチに話した目標が、「11月に生まれる初孫を抱っこする」。五十肩による痛みで家事も休み休みだという義母が、初孫誕生に向けてとはいえ、自分のためにまた筋トレを始めたということが当時カーブスコーチだったわたしとしてもとても嬉しい出来事でした。
コーチの話によると、再入会したばかりの頃は、カーブスに行くだけで疲れてしまいワークアウトをする前に必ず一休憩していたそうです。そこから重い腰を上げサーキットに入るも1周まわるのがやっとで、座って休憩して、ストレッチをして帰っていく、というのがお決まりのパターンでした。それでもコーチ達の励ましもあって少しずつマシンも動かせるようになり、2、3ヶ月経つ頃には休憩なしでワークアウトを始め、サーキットも2周まわれるようになったと聞きます。ある日家に遊びにいったとき、義母が嬉しそうに「肩の痛みが少しずつ楽になったよ」と教えてくれました。冗談まじりに「少し締まったと思わない?」とも言っていました。私が臨月に入ったときにはコーチに「もうすぐ生まれちゃうよ~間に合わないよー(笑)」と言いながらせっせと1日おきにワークアウトをしていたそうです。
そして義母は初孫誕生後ますます元気になりました。以前は考えられなかったのに、突然電話で「今アパートの階段のぼってるよ!」と言って家に来たこともあり、手料理をおすそわけしてくれることも増えました。そして生後3ヶ月の孫を先日少しの時間、座りながらですが初めて抱っこすることもできました。
初対面のときに「か弱い方だな」という印象を抱いた義母がもう一度筋トレをスタートして、体も心もこんなにも元気になっていくことが私は本当に嬉しいです。実家の母もカーブスメンバーで、フルマラソンを何度も完走するほどの健康体を維持できているので、どちらの母も今後も筋トレを続けていつまでも元気でいてほしいなと思います。おばあちゃん二人と追いかけっこする光景を見られるのを、密かに楽しみにしています。
佳作
「孫を抱くために」
カーブスって
どんな運動?