私がカーブスに入会して九か月、まだ一年にもなっていませんが、楽しくやれるのでずっと続けるつもりです。
カーブスに入ったきっかけは、近所のAさんの変化です。夫と買い物に行く途中、沢山の荷物を持ってニコニコ歩いてくるAさんに会いました。「久しぶり、元気そうね。」と立ち話をして別れた後、夫が「Aさんきれいになったね」とつぶやきました。夫は、Aさんがきれいになったことに本当に驚いていました。私も会ったとたんに、Aさんが変わったなと感じました。体がしまっているし、表情も明るくなっています。膝が痛くて歩けない、体調悪いと嘆いていた人とは別人みたいになっていました。Aさんは、私より六歳年上の七十歳です。七十歳になっても男の人からきれいになったねと言われるなんてすごく羨ましい。Aさんがきれいになった秘訣ってなにかなと考えていたら、「カーブスに行ってるよ」と話していたことを思い出しました。
私は、五十肩で腕が上がらなくなり、病院に一年間通いリハビリしました。そしてリハビリ終了時に、理学療法士の方から、ウォーキングだけでは駄目ですよ、ラジオ体操でいいから何か体操をして筋肉を付けてくださいと言われていました。だから筋肉の大切さは知っていました。けれども運動が苦手な私は、人と一緒にやるのは嫌だと、Aさんのカーブス体験談を聞き流していました。しかし彼女の変化を目にしたら、苦手でもやらねばと、早速体験を申し込みました。
Aさんは自転車で通えるカーブスに行ってありましたが、私は天候を理由に休まないためにJR駅構内のカーブスにしました。カーブス初日、コーチからメンバーの方に紹介され大きな拍手をもらったときは困りました。運動する場で注目されたくなかったのです。でも、コーチの指導のもとマシーンを使ってみると不安が吹き飛びました。どれも簡単な操作です。目的は自分の筋肉を高めること、比べるのは過去の自分です。だから誰にも気兼ねする必要がないことがわかり気持ちが楽になりました。
カーブスに入会してもうすぐ一年。ここまで続けられたのは①三十秒交代制。最初は乗り降りに時間がかかり、これで筋肉がつくのかと心配でしたが、今はもうきつい限界と感じた頃になる交代の合図にホッとしています。②コーチの指導が入るタイミング。ぼんやりやっている時は励ましの言葉。気合を入れている時は、改善点の的確なアドバイス。よく見てあります。③メンバーの意欲高めるための工夫。掲示物をたびたび変えたり、たまには愉快な出し物をしてくれたりと努力に頭が下がります。④月一回行われる計測。計測があるので食生活に気を配り、お酒や間食のセーブもできています。⑤メンバーの方の優しさ。重いマシーンの準備をさりげなく手伝ってくださるし、ぼんやりして交代を忘れてもドンマイと笑ってくれます。これも温かく迎える拍手など、コーチの取り組みがあってこそだと思います。そしてやっぱり⑥コーチの明るい笑顔と挨拶のお出迎えのおかげです。
それからカーブスに行くようになって、時間の管理がうまくなりました。退職後のダラダラ生活にさようならです。週三回行くと決め、カーブスついでに映画をみたり、美術館に行ったりと行動範囲が広がりました。家事も週間スケジュールを決め、出掛ける前に済ましています。家でダラダラ過ごしていると、情けない私と自己評価が下がりイライラしがちでした。今は、決めたことを頑張っている私と評価が上がりストレスも減りました。肩も凝らなくなったし、二月には夫とニュージーランドに出かけ、四時間ほどのハイキングも楽しめました。翌日の筋肉痛を心配しましたが全くなく、カーブスの成果を実感しました。
カーブスに通うことが生活の一部になってきた私です。これからも健康維持のためと、「変わったね・体がしまってきたね・きれいになったよ」と、Aさんのように言われるために続けます。七十歳までの目標です。
佳作
「七十歳までの目標」
カーブスって
どんな運動?