私は今65歳、これまでガムシャラに生きてきて壁にぶつかるといつも人のせい、世間のせいにしていました。でも、カーブスに通ったおかげで、その原因は自分にあると気づきました。
2006年10月入会、2010年4月によもぎ台からいりなか店へ移籍してきました。その間お腹ポッコリの体型は変わらず、肩こりやひざ痛に悩んだりと、効果が表れないのでやめてしまおうかと思ったことも一度ならずありました。その度にコーチやカーブスでできた友人たちが笑顔でアドバイスしてくれました。「このお腹なんとかして~!」とコーチに訴えると、「肉や魚をしっかり食べましょう。」と言われました。乳癌経験者となって以来粗食を旨としていたのでビックリ!蛋白質が不足するとお腹周りの脂肪がたるむと教えられて食事内容を見直したら、1年ぶりの健康診断で腹囲が4センチ減っていました。肩こりやひざ痛も、マンネリになっていたワークやストレッチの仕方を正しくやるようにしたら良くなりました。ただ血圧は60歳を過ぎて徐々に上がり始め、このごろでは最高150、最低が100に迫ってきました。
2014年3月3日、私の離任式が行われる日でした。38年間の教師生活を終えた後も非常勤講師として名古屋市の小学校で働き始めて4年目、毎年勤務先が変わる私の1年で1番哀しい日でした。朝家の玄関を出て仕事に行こうとした瞬間フラリとめまい、(あーそろそろ限界だなあ...。)
43歳で乳癌手術、52歳で23歳の次男を脳腫瘍で失った私は、人一倍健康に気を付けているつもりでした。だからカーブスが出来たことを聞きつけたら、すぐに入会したものです。塩分控えめの食事とサプリメントも欠かしません。2月の終わりの1週間は眠りが浅く、朝早くから目が覚めました。(冬だから血圧が高いかもしれないな。)と思いつつそれ以上気にしないまま3月3日の朝を迎え、めまいが...。
(仕事もとりあえず終わることだし、今日病院に行って診てもらお。)と、部屋に戻り保険証を用意して職場に向かいました。
その夜、初めて訪れた病院では、最高血圧がなんと202!!1番弱い薬を1日1回、半錠からためすことになりました。軽い運動も続けるように言われたので、カーブスにもせっせと通いました。1週間後、「大分落ち着いてきましたね。これから一か月は錠剤を1錠にしましょう。動脈硬化の検査も受けて行って下さい。」と先生から言われました。又1週間後、朝起きたら目がかゆ~い!(アーそういえば花粉症の時期、今年も我慢の時期が始まるなあ。)とチョッピリ憂鬱になりました。それからは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり...。(3月は久しぶりにゆとりがあるから病院に行ってみようか、でも我慢してるうちに治っちゃうしなあ。)
逡巡しながらも、まずはカーブストレーニングへ!「体調は如何ですか?」と店長さん。「花粉症なのか、声までおかしくなっちゃいました。」と私。「大分えらそうですね。どなたか花粉症の方はいらっしゃいませんか。」「はい、今年から始まったので病院で診てもらいました。」と隣でワーク中の方が答えて下さいました。まだ初期なので弱い薬を飲んでいるだけとの事、(迷っていてもしょうがない。よし、私も行ってみよ。)とカーブスの帰りに寄る決心がつきました。私を診察した先生は「花粉症なのでちゃんと治療しましょう。体がストレスを感じているので、血圧のためにもよくありませんよ。この前の動脈硬化の検査結果は60代後半でした。これも血圧が正常になれば改善されますから。」と花粉症の錠剤を朝晩一錠ずつ処方してくださいました。
両方の薬の相乗効果なのか、眠りが深くなり朝の目覚めが爽やかになった頃、歯医者さんの口周りアンチエイジングセラピーを受けてみました。
初めに、スタッフの方がメイクをふき取って下さりながら「筋肉のトレーニングをやっておみえでしょ...。」とおっしゃいました。「はい、カーブスに通って7年半ですが、どうしてわかるのですか。」と言うと、「顔が左右対称で筋肉が引き締まり小顔でいらっしゃいますよ。」との答えが返ってきました。
嬉しくて早速コーチに話すと「それは体幹がしっかりしてきたからですね。筋力がついて体が引き締まり、姿勢もよくなって背中や脇の肉も落ちてきていますよ。」と増々嬉しくなるような答え!!(ヤッター、では次はこの体の硬さをなんとかしなくっちゃ。)とストレッチを時間をかけてゆっくり行うようにしました。でも思うように成果はあがりません。
そんなある日、カーブスで最後のストレッチをしながら横の同年代らしき方に話しかけました。「体がなかなか曲がらないのですが...。」「私も体が硬いですが、以前より1センチでも曲がれば良しとしてます。」「なるほど、少しの変化も見逃さないのですね。」「はい、それにカーブスは来ただけの効果がありますよ。」「ハー。」「腰痛を治したいと思って通い始めたのですが、3か月休んだら又痛くなって...。」「それで?」「復活して通い続けているうちに痛みが消えましたよ。」「それはよかったですねぇ。」そして二人でニッコリしました。
離任式の日から1年、高血圧の薬は1日1錠飲み続けているものの、毎日元気に働き、カーブスにも週に2~3回通っています。
以前の私は、鏡の中で体が後ろにそりぎみでお腹も少し出ていました。年を重ねればそんなものと半分あきらめていましたが、フト鏡の前でおへそを引っ込め上に引き上げて肩の力を抜いたら、姿勢がまっすぐでお腹も出ていない私がいました。そして知りました。いくつになっても努力すれば変われると...。それ以来毎朝鏡の前で、横向きの自分をチェックしてから出かけています。時間は数秒なので負担が増えたわけではなく、姿勢を気にするようになったことで良い結果が出たように思います。
ちょっとしたことの積み重ねが日々の生活には大切なのですね。だから私は、体と心の健康第一のカーブスにこれからも通い続けます。
佳作
「カーブスを続けてよかった!-私が変わりますを生きてー」
カーブスって
どんな運動?
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