「ゆうこさん、おはようございます。」
「おはようございます。」
と返す私。ドアを開けた瞬間から、私のカーブスが始まります。
「体調はどうですか?」
「はい、大丈夫です」
「赤色から始めてください」
「お願いします」
こんな会話にも慣れてきました。
『さあ、今日も頑張ろうっと!!』と、楽しくなってくるのです。
カーブスに来るようになって、もう8か月が経とうとしています。自分の体が大変だった時から1年半が経とうとしています。
肺炎に罹りたった2週間安静にしていただけで、動けなくなるなんて誰が想像できたでしょう。今まで当たり前に出来ていた事が出来ない毎日。家事、掃除、買い物、洗濯全てを全力でしなければできない大変さは、想像以上のものがありました。体が怠く、体重も増加し、腰痛や五十肩、おまけに鬱まで。
最悪なのは筋肉が無くなってしまい歩けなくなった事です。階段の昇り降りは一段ずつゆっくり手すりに掴まりながら、という有様です。1か月経っても様子は好転せず、『もしかしたらこのまま歩けなくなってしまうのではないか?寝たきりになってしまうのではないか?』と不安でたまらない毎日でした。マッサージに行ったり、ウォーキングや水中ウォーキングなどをしてみたりしました。
また、内科で検査をしてもらいましたが、結果は異常なし。整形外科では背骨の不具合の為との事で、首の牽引と電気をかける日々。頑張ってはみたものの、一向に良くならない自分の体に絶望し、諦めかけていました
そんな時、友達がカーブスの話をしてくれた事を思い出しました。『駄目もとだから』と、恐る恐るドアを開けたのです。これが私とカーブスとの出会いでした。
カーブス最初の2か月は、今度も駄目だろうなと言う半ば諦めの気持ちでした。『こんなに頑張っているのに・・・』との思いが強く、まだ動けずにいた自分に『やはり駄目なんだ』と、ついつい足が向かなくなっていたのです。
でも、そんなある日、一本の電話が。
それはカーブスのFコーチが私の様子を心配してかけてくれた電話だったのです。「体調はいかがですか?」と。これにはびっくりしました。本当に心配してくださるその心遣いがあまりにも嬉しくて、この2か月間の苦しかった気持ちを思わずぶつけてしまいました。
そして、コーチから返ってきたのは「辛かったですねえ」という優しい言葉でした。「えっ!!」思わず声を失ってしまいました。我が子よりも若いコーチから、こんなに思いやりに満ちた、優しい言葉をかけてもらえるなんて思いもよりませんでした。なんて素晴らしい人に出会えたのだろう。ここで頑張れば変われるかもしれない、と希望が湧いた瞬間です。
そうして、その日からどんどん自分の気持ちが変わって行くのが解りました。『体は動かなくても、ストレッチならできる。少しずつ出来る事から始めよう。もう一度ゆっくり、気分を楽にして始めてみよう』と、除々に前を向く事が出来たのでした。
嬉しい事に、気持ちが前向きになると体重が少し減り、腰痛が楽になり、楽に歩けるようになり、と日増しに私の体が良い方向に変化してきたのです。すっかり老け込んでいた体形も、寝込む前の元気だった頃に近づいて来ました。これならお洒落も楽しめます。
今、この感激を少しでも分けてあげたくて友人達や周りの人にも教えてあげているのです。「1年前の私は歩けなかったのですよ と」
今の私を見ている人達は一様に驚いて、口を揃えて言います「嘘でしょ!!」と。
でもね、何よりも私自身が一番驚いているんですよ。それ程変わったのです。
今では痛みも殆ど無くなり、何と走る事さえ出来るのです。
「ゆうこさん、お疲れ様でした」
「ありがとうございました」
今日もまたアッと言う間の30分が過ぎました。外に出た私は笑顔でさっそうと歩いています。元気になった事に感謝し、気持ちも前向きになりました。こんな私の体験を少しでも皆さんに伝えられたらと思います。
私が笑顔だと、家族も楽しそうです。誰一人寝込んではだめです。身をもって健康の有り難さを感じました。コーチに助けられ、家族に支えられここまでこられました。周りの全ての人達に感謝しつつ、笑顔で接する事が出来る幸せを感じながら、明日も頑張ろうと思います。
最後に、今日カーブスから出てきた時、知らない人がすれ違いざまに「カッコいいですね」って。嬉しい!