「こんにちわー」そして自動ドアが開き「はい!!さっしーこんにちはー」と明るいスタッフの迎えてくれる声。毎日当然の様に始まる私のワークアウトの始まりです。
 仕事帰りに立ち寄れる便利さから毎日通っています。仕事で疲れたり、いやな事があっても気を抜ける場所だと思っています。運動する事も大事ですが、おしゃべりも楽しみの1つです。いつも通りカードを"ピッ"そしていつもの所にカードを入れ、そこでスタッフさんとまずおしゃべり。くつを脱ぎロッカーの前で又おしゃべり。中に入りスタッフさんに体調を聞かれ回りに気の合う人がいると又おしゃべり。とにかく今が人生の中で一番楽しい時間ではないでしょうか。


 私がカーブスに入会したきっかけは、同じ職場の人に言われた何気ない一言でした。
 「カーブスっていう女性だけの健康体操する所があるらしいよ!!30分だから行ってみたら?」と声をかけられ、30分で本当に体が変わるんだろうか、ウソだろうと正直思っていました。又その頃人間嫌いになっていた為人の集まる場所に行くのは、大変勇気がいりました。
 2階のカーブスまでの30段ほどの階段が、どれほど長かったでしょう。5段のぼり立ち止まり降りたり、又のぼったり降りたりなど、なり時間がかかった事を思い出します。
 たぶん私にカーブスを紹介してくれた友人には、その当時の私が正常でないと映っていたのでしょう。それは何故か、実は"うつ病""子宮内膜症""子宮筋種"で悩まされていました。毎日耳なりと体のほてり、体の芯の冷え、不正出血、人間嫌いになり人と話が出来なくなりました。何とか仕事に行ってましたが、夜お風呂に入るとその日の一日を思い出し自分を責め"私が悪いんだ"と思いつめ毎晩泣いていました。だからお風呂から出ると目がはれている状態。何故こんな私になったのか?それは子宮筋種があり、出来ている場所が運悪く、子宮の真ん中、子宮全摘しか処理の方法がないと言われました。当時43才ふつうの人ならまだ生理もあり、生理痛もある年代。子供は、高校生だった為"もう子供はいらないよね"と主人と話をして手術にのぞみました。
 筋種は治りましたが、実はその日から地獄の様な毎日が始まりました。女性の体って不思議ですね。卵巣が元気で、まだまだ生理が来てる人から今回みたいに無理やり子宮を取ってしまうと体の中がパニックになるんですね。きっとホルモンバランスがくずれたんでしょう。普通、子宮がないのに生理があるのはおかしいですよね。卵巣の機能は正常に働くから、障害が出る理由です。
 同時に子宮内膜症にもなり、毎月生理の来る時期になると下腹が、はり、うっ血、何とも表現出来ないつらい症状。たまりかねて、産婦人科へ行きました。
 ホルモンバランスの異常で更年期障害の症状も出ていました。月に1度のホルモン注射1本2万ほど。左右の卵巣に直接刺し、それでも足らずホルモンパッチをはり、月に一度子宮内洗浄の日々が続きました。先生が言うには、内膜症は完治は難しく、一生仲良くつき合いましょうと言われました。同時に味覚もおかしくなり、とにかく外に出れなくなりました。化粧もせず、髪もとかず、暇さえあれば、指先をみつめる毎日。アルコールの量もどんどん増え、中毒状態になりました。


 ある日そんな私を見かねて主人が"旅行に行こう"と声をかけてくれました。同居していた母に"広い大地を見せてあげなさい"と言われたそうです。
 北海道へ行き広い大地を二人でじっと見ながら"深呼吸してみな"とうながされ大きく深呼吸、そう言えば、こんなに深呼吸したのは何年ぶりだろうか。体中を洗い流された様な感覚。"良かった!!このまま私元気になれるかも"主人と手を取り合って喜びました。
 しかし帰りの飛行機の中、北海道から離れ九州に近づくにつれ又体の震えが止まらなくなりました。又現実に引き戻されたのです。
 又つらい日々が始まりました。いつもの様にカーテンを閉め、暗い部屋の中でヒザをかかえ薬をのんで死のうか、それとも手首を切ろうか、楽な死に方はないだろうか。とにかく毎日々死ぬ事ばかり考えていました。


 ある日、頭の中に「カーブス」という4文字が深かび、もしかしたらこの4文字で私が変われるかもしれないと思い、カーブスの門をたたく事を決めたのです。本当に助けて欲しくて。
 ドアが開くとたくさんの人達、体が震えて足がすくみました。「人がたくさんいる、どうしよう」と。しかしスタッフさんの明るい声で吸い込まれる様に中に入れました。説明を受け気になる所はないですか?と聞かれましたが、正直に助けて下さいと言えず、サイズダウンの事しか伝えられなかったのです。
 とにかく通いました。最初は誰とも話をせず、ただ言われるままにワークアウトをしていましたが、知らず知らずのうちに仲間が増えて行き、ちょっとでも私が落ち込んでいると、回りの仲間が話を聞いてくれ、食事に行ったり楽しい生活に変わって行きました。
 "さっしー"とニックネームで呼んでくれるのもうれしかったし、仲間と会いたいから、毎日通う様にもなった。ついつい足がカーブスに向っているのです。そんな生活を続け一年すぎた頃、いつもの様に年に一度の子宮ガン健診の日。カルテを診て先生が、「アレ?ずっと来てないねー。あんなに苦しんでいたのに、大丈夫なのかね?」と言われ、"ハッとしました"自分で気づいてなかったと言うか忘れていたんです。あんなに苦しんだ体の不調の事を-。体に何か変化があったのでしょう。そう言えば一年前の私と違うな!改めて考えてみると、体がとにかく暖かくなった、便通も毎朝決まった時間、不正出血も全くないし、耳なりも聞こえなくなり、味覚も戻りあんなに"今日こそ自殺しよう"と思っていたのにー。カーテンを閉めてうずくまっていたのに、今は毎日天気の良い日は布団干し!!


 何より変わったのは、人が大好きになりました。先生がとりあえず検査しましょうと、血液検査をし、先生が"アッ然"ホルモンバランスが正常だよー。よくがんばったねー。どうしたの?と言われ"カーブスというフィットネスクラブに通っています"と胸を張り声を大にして伝えました。あなたの元気な顔何年ぶりだろうー。先生も感動していました。カーブスのケイジ板にポスターはってますね。体の冷えは・・・・と。文字だけでは、メンバーさんに伝わらないのでは?と思い、ペンを執りました。もしメンバーさんの中で私と同じ症状で悩んでいる人がいるなら、大丈夫、必ず治りますよ!!ちょっぴり時間かかるけど。続けていると必ず成果は出ることを私が実感しているから。
 今もいつもの仲間との交流会は続いています。仲間と素直に話し笑える時間を作るきっかけを与えてくれたカーブスに感謝。何よりも死ぬ事を思いとどまらせてくれたカーブスに感謝。生きるという事がすばらしいと教えてくれたカーブスに感謝。入会して4年9ケ月体重は66.4Kgから59.7Kg、体脂肪35.8%から31.9%、もも回り54cmから48.2cm、お腹回り97.54cmから90cm、ヒップ97.5cmから88.7cm、と体も引きしまって来ました。一石二鳥ですね。今後の目標ショートパンツをはく事。又これからもカブ友達も大事につき合いワークアウトを続ける事です。本当にありがとうございました。これからも頑張ります。