私がカーブスを知ったのは昨年の春。パンフレットを持って勤め先に来たのがトレーナーのKさん(のんちゃん)だった。
『新発田のジャスコの中に新しくスポーツジムが出来るんだって。たったの三十分でやせられるんだってさー、すごいね。本当?』とその時は、それで終わって何の気をとめてなかった。

 その後、母が歩けなくなって入院。母は二十年近くもリウマチをわずらっていて、手は変形し力も入らず、包丁を使うことさえできない。
歩きもおぼつかなかったのが、カゼをこじらせてから急に悪化して歩けなくなってしまった。仕事が終わるとほぼ毎日病院へ行き、母の世話をしていた。

 母は若い頃、身長一六三センチ、体重六十五キロほどで昔の人間としては大柄な人だ(私より大きいのだから...)。しかし、車イスに座っている母の後ろ姿を見てたら、ひとまわり、いや、ふたまわりも小さくなっていてビックリした。

 私が高校生の頃は母と二人で色々なダイエットに挑戦していたのに...という思いがあった。一ヶ月ほどで退院したが、ずっと家で過す生活。そして、杖がないと歩けない状態だった。

 そんな時、我家のポストに「無料体験。今なら入会金65パーセントオフ。」というカーブスのチラシが一枚入っていた。新発田店は家から近いということもあり、覗きに行った。なかなか入りずらくうろうろしていた。そしたら、スタッフの人が優しく声をかけてくれ中に入り、すぐ見学、体験した。その時のスタッフがSさん(Rちゃん)。

 不安はあったが、母のようにならないようにという思いもあり入会した。もともと体を動かすことが嫌いでないということもあり、週に三~四回通った。四十代半ばで、体力的、体型的にも少々不安だったが、数ヶ月後には、体が少しずつ引き締ってきた。
それが張り合いにもなったし、何より楽しかった。スタッフの人たちとの会話も楽しく、仕事帰りには知らず知らずとカーブスに足が向いていた。

 仕事で嫌な事があっても、少々体がだるくても、カーブスへ行くとスッキリして家に帰れた。子供達にも母にも、友達にも同僚にもカーブスの話を自信を持って話す自分がいた。みんなに「楽しそうだね。」とか「いきいきしてるね。」とか言われた。また、友達が、私の左の二の腕を見て、入会したということもある。

 ある時、母の体調も少し良くなった頃、カーブスの壁に貼ってある記事を見て、八十才の人がカーブスで運動して杖がいらなくなった、という事を知った。一度、無理かもしれないけど母を連れて行こう、と思い誘った。取り合えず見学してみるという母。話しを聞いていて、マシンに触ってみることになった。ハラハラして側で見ていたが、ゆっくりと動かせたのだ。その時の母はうれしそうだった。
 

 その後、通うには他人の力を借りなければならないので、やってみたかったのだがあきらめたのだ。しかし、母はその後、前向きに体を動かしたり家でできるリハビリを積極的にするようになった。

 私も、自分の計測の結果やスタッフの方との会話などを母に話してあげていた。そしたら、日々母の体調は良くなり、リウマチの数値も下り杖なしで歩けるようになった。
 毎月、検査をしているが担当医が「何をしているのか?」と驚いたぐらいだそうだ。それをスタッフの方に教えたら、自分の事のように喜んでくれた。それもまた、私にはうれしいことだった。
 
 カーブスに通う事はできなかったが、母の気持ちが前向きになったのは、体験して「」マシンを動かすことができる』という自信のおかげ。そして、心配していつも気にかけてくれる、優しいスタッフのおかげだと思っている。

 

 私の生活の中で、今やかけがえのない一つになっているカーブス。ずっとかわいい母で自分がいられるよう、体をひきしめたり、ダイエットも大切だが、楽しく毎日を笑って過せるよう通い続けていきたい。
 
 ありがとう、カーブス。