私は「キーウィ」=ニュージーランド出身です。「キーウィ」という名前の由来はニュージーランドの飛べない国鳥から来ました。20歳で仕事の研修で日本に来て、広島県の田舎で10歳年上の彼とパーティで出会って、ひと目ぼれ。そして10日目にプロポーズされて、人生を一緒に歩むことを決めました。もう20年近く日本に住んでいます。母国から離れて、3人の子育てと編集者の仕事の両立をさせながら、忙しくて楽しい毎日を送っています。
「ニュージーランド人」と言えば、どんなイメージをもっていますか。運動神経のいい明るい人?多くのニュージーランド人に当てはまるかもわかりません。大自然の中で暮らす「キーウィ」たちは皆スポーツが大好きで、とても活動的な国民性ですが、私自身は全く正反対でした。小学校の時から体育が大苦手で、友達が休み時間に元気に校庭を走りまわりながら、私はいつも図書室で本を読んでいました。中学校や高校での部活はもっぱら文科系でした。大学生や社会人になっても、友達がテニス、ハイキングなどに誘ってくれたら、「運動がダメだから」が私の口癖になってしまいました。
一方、主人はスポーツマンです。なんでも積極的にトライする彼はアメフトやスキューバやスノボーなど、いろいろなスポーツを楽しんできました。今年51歳になった彼ですが、早起きしてプールやジムに通っており、近いうちにトライアスロンに出てみたいなだとか、話しています。幸い運動面においては、子どもたちがパパ似です。主人と子どもはスキーやスノボーを一緒に楽しんでいますが、スノースポーツが出来ない私はもっぱらお留守番!
仕事や子どもの送り迎えであちこち自転車で走ったりして、日常生活だけでも何とか体重をキープしてきたけれど、去年40歳の誕生日を迎えました。何となく、体形がちょっと変わったし、体重が気になってきたし...丁度その時、神奈川県に住んでいる友達と久しぶりにランチをして、「はい、これ!お勧めです!」と誕生日祝いに「友達紹介カード」を渡されました。「カーブスか?街角でどこかで見た気がするね。でも、運動神経がよくて、スタイルがよい人ばかりでしょ。私はどうせジムに向いていないから」と思いながら、そのカードを財布にしまいました。
2カ月後、財布の整理をした時のこと。「友達紹介カード」が出てきて、使用締め切りまで後わずかです。せっかく頂いたのに、行かないと何か友達に悪いと思ってインターネットで検索してみたら、最寄駅の反対側に店舗があるのが分かりました。カーブスがこんなに近くにあったなんて、知りませんでした。行ってみようか?電話して、トライアルレッスンを受けることにしました。
実際にカーブスに足を運んでみると、第一印象は「幅広い年齢のお客さんと明るいスタッフ」でした。他のお客さんは私と同じような一般な女性で、服装、体型、年齢を気にせず、皆さんはそれぞれのペースをもちながら、一緒に頑張っています。そして、優しいスタッフの指導や声掛けに感動しました。体験レッスンを受けてみると、マシーンの使い方は思ったほど難しくない。30分だけなら、私にも出来るかもと思って、入会することにしました。
一番怖かったのが初めての測定!当時40歳だったのに、「体年齢が47歳」と言われて、ショック!やせなきゃと思って、なるべく週三回に通うように頑張りました。体重や脂肪率が少しずつに減ってきて、夏までに体年齢が30代に戻って、とてもうれしかったです。ちょっときつくなってきた洋服のフィットがよくなったし、主人や子供に喜んでもらいました。でも、体が少し若返りしたのが一番大切な結果ではないと思います。
夏までは、カーブスに行く度に、「偉いよ。苦手な運動をちゃんとがんばっているからね」と毎回毎回自分に励ましの言葉をかけました。そして、8月には例年通り子どもとニュージーランドの実家に戻って、一か月滞在しました。実はカーススがニュージーランドにもありますが、実家が田舎なので、近くに店舗がありません。せっかくカーブスに通っていたのに、実家でごろごろするだけでもったいないと思って、毎日ウォーキングすることにしました。誰でもできる、とても簡単なことですが、運動嫌いな私にとっては大きな決心でした!里帰りすると、いつも1,2キロ太って日本に帰ったのに、去年は初めて体重をキープして、帰国しました。
夏が秋に、秋が冬に変わってきて、そして春がまたやってきました。入会して、丁度一年間になります。家庭や仕事で忙しい毎日ですが、2,3月は特に慌ただしかったです。小6と中3の子どもたちの受験や入学準備が重なり、カーブスに通うのに、週一回だけが精一杯の時がありましたが、出来るだけ週3回のペースを守ってきました。もう自分に「偉いぞ」と声掛けなくてもいいです。知らず、知らずのうちに体を動かすのが生活の一部になってきたみたいです。
今でも、はっきり言えば、スポーツがまだまだ不得意です。家族でボーリングに行けば、小3の二女にも負けてしまいます。これからテニスやスキーを習いたいと思っていません。でも、大丈夫!私にカーブスがあるから。もう「運動が苦手」と言わなくていいです。先日は卒業に向けて、6年生の親子お楽しみ会があり、保護者対生徒のバレーボール大会が行われました。一年前だったら、その企画の内容を見ただけで、絶対「参加しない」と返事を出して、お楽しみ会を見送ったに違いない。しかし、今回は「上手か、下手か」とあまり気にせず、気軽な気持ちで参加できました。これもカーブスのおかげです。
今の積極的な気持ちを大切にしながら、将来の健康や体づくりのためにこれからもずっとカーブスで楽しく汗を流したいです!そして、今月は「最近、体の調子がちょっと気になってきた。何かいい方法ないかしら?」と悩む友達にカーブスを紹介して、同じ店舗に入会してもらいました。
体重だけではなく、気持ちそのもの軽くなりました。この「キーウィ」は羽を伸ばして、「カーブス」という空の中で少し飛べるようになってきました。