2年ほど前、私の家の近くにカーブスが開店した。若い女性向きのスポーツ教室と思いカーブスに関心はなかった。
それが、平成21年3月ボランティア活動を卒業し、茶花教室に通い始めた処、そこで先輩からカーブスの紹介を受けた。
後日、中を覗いてみると、年齢はさまざまでたくさんの方が音楽にのって楽しそうに機械を使ったり、ボードの上で跳ねたりしている光景を目にした。店長から会の説明などを受け、実体験となった。私に出来るかどうか不安であったが、店長の励ましの言葉で硬い体が動いていった。「ああ、私も周りの方のようにやれた。」と安心した。つづいてストレッチの指導を受けた。今迄ストレッチの経験がなく如何に体を労わってこなかったかを感じた。特に太股がここちよい痛さだった。
終ってみると体が軽くなり、さわやかな、はればれとした気持ちになった。
私は子どもの頃から運動が苦手で、走ることも遅く運動には楽しい思い出はない。そんな私が毎日カーブスへ通い、体を動かして、たくさんの水を飲み、汗をかき、充実した時間を過すことができるようになった。終った後の満足感はどこからくるのだろう。身も心も軽くなり脳の潤いを感じる。カーブスを欠席すると、この潤いに接することが出来ず、もやもやが残り、すっきりした気持ちになれない。
私がカーブスへ通い第1に変わったことは、心身共に明るくなり考えが前向きになったことである。別に生活の中味が変化した訳ではないが、自分自身が生き生きとしているように思う。
第2に嬉しいことは、カーブスへ出かけるようになり熟睡できるようになったことである。眠れない辛さに負け、つい安定剤を使用していたが、安定剤の必要がなくなった。朝の目覚めのさわやかなこと、カーブスに感謝、感謝である。こんな思いを私だけが味わっていては申し訳ない思いがあり、早速腰痛のあるSさんを誘ってみた。Sさんはその日の内に入会し、数回で腰痛がよくなり「朝もさっと起床できるようになった。」と笑顔である。
カーブスのよさは、その人、その人に合った運動の仕方で決して無理をしないことである。月始めの計測で最初実年齢よりはるか上で、がっかりしたが、その後計測の度に若くなり、今では実年齢より若く、これも通いつづけた賜とひそかに喜んでいる。目標の体脂肪の方も少しずつではあるが減少している。
第3に筋肉について
恥ずかしいことに今迄筋肉の大事なことに気付かず、年だから体力がないと諦めていたが、筋肉は努力次第とバランスのとれた食べ物で作ることを学んだ。最初に筋肉がついたと感じたのは、入会して2週目位何げなく、大腿四頭筋を軽くつまんでみると、ぶよぶよだった筋肉が硬くなっている。効果が表われていることを実感した。
私は50代の頃、仕事に専念していた。出勤の折、地下鉄を一番に降りて、必至に階段を駆け上がっても地上へ出る頃は一番最後であった。あの時筋肉が低下していたと思う。
カーブス体操の本によると、女性は30歳を過ぎると筋肉が1年に約1%ずつ減っていくことを知り、あの頃このような本に出会っていたらと残念である。
第4はストレッチについて
夫が年末に急に右腰が痛くなり寝返りが出来なくなった。通院はしているが思うように快復しない。医師からは「体が硬い。家でストレッチをするように。」と言われているようだ。夫は私の助言を素直に受け入れないが、今回は医師からの助言と私の勧めが一致したのか、毎日砂時計を使ってストレッチに励んでいる姿はほほえましい。お陰で夫の腰痛はなんとか寝返りが出来るまでに快復してきた。ストレッチは体調が悪くなってからやるのではなく、常日頃から丈夫な柔らかい体を作ることが必要なことを学んだ。折しも、"健康カーブス体操"の本を購入し、カーブス体操のプログラムをよく見える位置にはりつけた。
第5は食事のとり方の見直し
我家は現在夫と2人世帯で肉より魚類を多くとり入れていた。健康的な体つくりに栄養のバランスはこれでよいのか、6つの栄養素を見直してみた。やはり知らず知らずの内に好きな物に偏っている。カーブスで食事のことまで指導を受けるとは思わなかったが運動と食事のバランスは大事なことである。知っているようで意外と知らない栄養素のこと、その働きに栄養素がどう関係しているか、もっと勉強しなくてはと思う。
まだカーブスの1年間の行事は分からない点があるが、1月と2月は3つのお約束を決めカーブスへ提出し、自宅用は毎日チェックしている。毎日決まった時間に体重を測ることは、これからもずっとつづけていこうと思っている。
一月中にカーブスへ通った回数は、皆勤賞とまではいかなかったが、20
回以上の10人の中へ入った。「名前が出ているわね」と若いメンバーさんから声をかけられた。
カーブスへ入会してなかったら、5つの変化と出会うことはなかった。
70代も後半に入ってくると若い人とのつながりが少なく、ともすると暗い気持ち入りやすいが、カーブスへ入会して考え方、生き方が変り社会とのつながりが復活した。非常にラッキーだったと思っている。
私の今迄の人生は子育て、仕事、ボランティア活動と活躍してきたが、今後は自分の体を労り、カーブスにお世話になり健康な体をつくり、例え病気になっても丈夫な筋肉を持ちつづけたいと願っている。