2024年1月1日夕方のこと。突然息もできない程の激痛におそわれた。特に何もしていないのに周期的におそってくる陣痛以来感じたことのない痛みに思わずうずくまった。年末から孫たちが来ていて掃除、洗濯、食事の準備、正月の準備、とてんてこ舞いの忙しさだった。習慣になっていたカーブスも休まざるをえなかった。
無事に元旦の行事も終わり、孫たちが親せきのうちに遊びに行っている間に夕食の仕度も済ませてほっとしている時の出来事だった。ちょうどその頃、石川県に地震が起こり孫たちはなかなか帰ってこなかった。これからどうしよう。今まで歩いたり、台に乗ったり普通にできていたことが明日はできそうにない。不安でどうしようもなくみじめだった。
「とにかく寝といたら」帰ってきた孫達に言われてベッドに入ったが周期的におそってくる痛みのために眠れなかった。自分がしなければと義母から引き継いだ風習、習慣をだれにも引き継いでいない。嫁いだ娘にも、未婚の息子にも。これでいいのか・・・
30年以上毎日続けてきた腹筋運動もとてもできなかった。夜半になって、痛み止めの薬を飲み、風呂で体をあたためた。
2日になって、もう一度薬を飲み、起き上ってみると、不思議なことに何とか歩けた。
4日、受診した。大丈夫だった。原因は不明だがそんなこともあるらしい。再発する人もいるし長いこと再発しない場合もあるらしい。
5日、孫も帰りカーブスに行った。穏やかな日常が戻ってきた。平凡な日常が幸せだった。コーチの挨拶も、メンバーさんとの会話もとても新鮮。戻ってこられて自分はなんて幸せなんだろう。地震で多くを失った人がおられる。たった数日失っただけなのにかけがえのない平凡な日常の幸せが身にしみた。
以来、健康なうちにできることはできるだけしようと心に誓った。日本舞踊で養護老人ホームへ行った時は涙を流して喜んでもらった。私の方が感激した。和太鼓の練習はなかなか上達しなくてめげることもあるけど、毎日練習していると効果がある。続けることが大事だ。社交ダンスの練習もいつか船上のパーティーで踊ることを夢見て頑張る。
50年ぶりの同窓会の案内葉書がきた。その日のうちに出席と書いて出した。みんなどうしているだろう。今からワクワクしている。
それもこれも健康だからできること。食事作りも掃除も洗濯も私の仕事と決めて偉そうにしている旦那さんに腹が立つ時もあるけど、さすがにあの時は私のことを心配してくれたし・・・人に頼りにされたり、役に立つのって幸せなことなんだなあ・・・
これからもカーブスに通って健康を維持し、幸せな人生を送ろう。健康こそ宝物。
佳作
「健康は宝物」
カーブスって
どんな運動?