私がスポーツジムに通い始めたきっかけは、ある日突然発症した腰椎のヘルニアでした。趣味のガーデニングの真っ最中、枯れた花を摘み取ろうと中腰になった瞬間でした。「ピチャ」と今まで聞いたことのない変な音とともに、その場から動けなくなってしまいました。過去に何度かギックリ腰は経験していましたが、ヘルニアはギックリ腰の何倍もの痛さでした。

 ちょっとでも動こうと思えば、神経にピリピリ響いてベットから起き上がることができません。移動はとても難しく、壁に手をついたり、床に這いつくばってゆっくり動いていました。あの痛さは今思い出しても泣けてきます。当然病院には通いましたが、痛み止めの注射を打っても、薬を飲んでもなかなか回復せず「あぁ、どこも痛くない生活はどんなに幸せだろう...。」しみじみ思ったものです。

 リハビリで病院に通っていた時、お医者さんから「再発しない為には自分の筋肉でコルセットを作るべき」と指導を受けました。私は二度とあの痛さと不自由さを体験したくない一心で、早速近所にあるスポーツジムに入会しました。

 最初に通ったジムは割と若者向けの施設で、本気でスポーツするアスリートが使うような大きなダンベルが階段状に並んでいました。各種マシーンも揃っており、利用者は自身の体力や目的に合わせて負荷を調節して使用する仕組み。使用説明など疑問に思った事は担当者にいつでも聞けますが、個々の声かけなどはありません。それに個人個人に合わせて組んで貰ったメニューは、はっきりいってなかなかキツいです。一番軽い負荷に変えても「ふ~ふ~」言う程でした。それでも頑張って通っていたのですが、ジムと仕事の時間帯が被りなかなか回数が増やせません。困ったなぁと思っていたところ、新聞の折り込み広告でカーブスを見つけました。

 直ぐに体験スタートです。カーブスのマシーンはそれまでやっていたスポーツジムのマシーンに比べて凄く楽で、こんなんでトレーニングになるのかなぁと正直ちよっと不安にはなりました。しかし、通える時間帯も多く、何よりコーチがひとりひとりに丁寧に声をかけてくださる。女性だけだし、メンバーさん達は近い年齢層だし、アットホームで良いなと思った事を覚えています。

 カーブスに入会した同時期に、縁あってゴルフを始めていました。と言うのも同僚の奥様がお亡くなりになり、愛用のゴルフ用品が沢山あって私に声がかかった次第です。元来、好奇心旺盛な私。当時62歳でしたが、やれるかどうか分からないまま、とりあえずトライする事にしました。奇しくもカーブスとゴルフを並行してやっていた訳ですが、あれ?カーブスのこの運動ってゴルフのスイング作りに役に立ってる?ということに気がつきました。体幹とか腹筋とか、柔軟性ってゴルフにも重要だと思った私は益々やる気になってきました。ストレッチもゴルフ練習前にカーブスのをやっています。怪我予防も大事ですから...。

 ところが、そう簡単には結果は出ない事も知りました。「カーブスに行ってるから大丈夫!」と油断してお腹が凄い事になってしまいました。せっかく少し凹みつつあるお腹だったのにがっくりです。プロテインも飲んでいるからと、また自分に甘い考えで好きな物を好きなだけ食べていまい大反省!ちょうどその頃です。

 コーチからお家カーブスの体験をしませんか?と声をかけて頂きました。何というグッドタイミング!二つ返事で体験を受け、ダブルプランで今日に至っています。お家カーブスはマシーンは使わず、ボールと二種類のゴムバンドだけを使った簡単な運動です。しかし侮るなかれ!真剣にやるとなかなかキツいです。特に腹圧は気が抜けず、30分コースをやると冬でも暑くなる程です。画面(私はiPad)の中からコーチが声をかけてくださいますし、時々生放送があり顔見知りのコーチから直接名前を呼んで励まして貰えます。お家カーブスなら、家を空けられない方でも運動出来るので個人的にはおすすめですね。

 私のカーブスの最初の目的はヘルニア予防でした。勿論それは根底にありますが、今はそれに加えてカッコ良くスイングしたい!飛ばしたい!です。あと何年ゴルフや仕事やカーブスができるか分かりませんが、これからもバランスを取りながら楽しく続けていこうと思っています。
 コーチの皆さま。今後ともご指導宜しくお願い致します。