私がカーブスで変わったというお話をすると「あなたはきっと若いから、効果が高いのでしょうね。」と、お思いになる方もきっといらっしゃる事と思います。それでも、日々お店でお顔を合わせるメンバーさんから、「あなたくらいの年齢の時にカーブスがあったら、私も更に良くなっていたかもしれないわ」というお声を頂くにつけ、また、私と同じように「心の体調不良」で日々辛い思いをされている同世代の方へ「カーブス」が心も身体も、人生も良い方向に変えてくれるかもしれない、という事を伝えたく、エッセイに応募いたしました。
私がカーブスと出会ったのは、少しずつ心の体調を崩しはじめ、かろうじて仕事は続けていたものの、心療内科の先生からやんわりと休職を勧められていた頃でした。シングルマザーの私は、子供のためにも仕事を辞める訳にいかず、子育てに仕事に、ギリギリの状態でした。
そんな中、担当医師は診察の度「30分でも良い。どんな軽いものでも良いから運動しなさい」と仰います。それに「はい」と返事はするものの、内心(運動なんてやってきた事がないのに...)という思いから運動をすることはありませんでした。見かねた母が、「30分健康体操」ののぼりを見つけ自宅近くのカーブスへの体験入会を勧めてくれたのです。母にこれ以上心配をかける訳にもいかず、半ば渋々、体験へ伺いました。
「百合子さん、こんにちは!!」
まず驚いたのが、底抜けに明るく、でも決して押しつけられるようなものではない心配りに満ちたコーチです。会社では「中村」、子供からは「ママ」と呼ばれる事に慣れていた私は、久しぶりに同世代の方からの「百合子さん」という呼びかけが嬉しく感じました。
次にびっくりしたのは、カーブスの運動のしくみです。ダイエットを試した方ならば、「有酸素運動」の大切さはご存じかもしれませんが、カーブスは、この有酸素運動と全身の筋トレを30分で両方出来てしまうのです。しかも、筋トレマシンも有酸素運動も、チェンジの合図に従って隣に移動していくだけで、必要な運動がすべて十分に行えるというから画期的です。人気のあるマシンに並んでヤキモキしたり、偏った得意なマシンばかりを動かしてしまったりする心配もありませんし、何より簡単。強度は自分次第でいくらでも強くしていかれる、というから、凄い。
仲良しのメンバーさん同士で楽しく通われている方もいらっしゃいますが、私のように単身でも居づらいことはなく、いつも店内を細やかに見守るコーチが良いタイミングでお声がけ下さる和やかな店内。
「これなら私にも、できるかもしれない」と思い入会を決意しました。
ところが、おり悪くこの時から大幅に体調を崩し、自宅の布団から起き上がれないくらいの状態になり休職。しばらくカーブスに行くことも出来なくなってしまったのです。
数ヶ月後。何とか自宅で本を読んだり、たまに短時間の散歩をしたりする事が出来る程度には症状が落ち着いた頃。ふと自宅の体重計に乗ってみると、体調を崩す前から比べて体重+8kg、体脂肪率に至っては+10%。このままでは心ばかりか身体まで、病院のお世話になってしまうかもしれないな、とぼんやりと考え始めていました。とはいえ、まだまだ気持ちの整理がつかず、具体的に何かをしよう、という案はありませんでした。
「そうだ、カーブスに行ってみようかな」
ある日の近所への散歩の帰り道、ふと、そう思ったのです。
明るいコーチのお顔と、楽しいサーキットのイメージが頭をよぎりました。自宅からカーブスへは歩いて10分程度。運動と合わせて1時間。しかも、心療内科の先生とのお約束「少しでも運動をする」を漸く守ることも出来る。今の私には少し背伸びをした挑戦にも思えるけれど、散歩する感覚でカーブスに行って自分のできる範囲でマシンを動かせばよいのだから。1日だけ行ってみようかな。
私のように、心の体調を崩してしまう人間の特徴として「頑張りすぎてしまう、止め時が分からない」というものがあるそうです。カーブスの良い所は、一つの動きが30秒と決まっており、30分やればそれで良い、と決めてくれている事でもあります。複雑に考えたり、もっと頑張らなくては、と自分を追い込んだりする事がないのも、性格にあっていたのかもしれません。そして、コーチは、どんなに日をあけた私の来店でも、常連客と変わらず、「来れましたね!すごいですね!」とにこやかに声をかけてくれます。
最初の1日だけ、のつもりが、いつしか「1日他のことが何もできなくても、カーブスに行くだけはやろう。」という活動の依り代に。コーチとの次回来店の約束も、最初は「多分○日後に来ます」だったところから、「明日も来ます」と元気に言えるようになっていったのです。そこからの心の回復は、順調でした。「どうせ出かける準備をしたのだから」と、カーブスの帰りに、少し足を延ばして都内の有名な神社へ御朱印をもらって帰る、という日も作れるようになりました。担当医師にも驚かれるとともに、「運動の効果ですよ」とほめて頂けるようになりました。結果として予定を3ヶ月繰り上げて復職を果たすことができました。
復職して、自分の無理のないペースで仕事をすること、仕事が終わったらカーブスに行くこと、という1日のルーティーンが出来るようになったころ、私はもう一つのチャレンジを考え始めていました。それは「増えてしまった体重と体脂肪を健康だった昔の状態に戻すこと」です。これまでのカーブスでの運動では、「これ以上悪くならない」を維持することはできたものの、「痩身」までは至れませんでした。なぜなら「タンパク質」を意識した食生活が全くできていなかったからです。
カーブスでは、運動とともにプロテイン・食品からのタンパク質摂取をとても薦めています。その現実のために、タンパクレシピや特別配合のプロテインがあることは知っておりましたが、心の体調が戻るまで、食生活はおざなりにしていました。(食べたいときに食べたいものを食べることで、余計な心の負荷を掛けない、としていたためです。)
心の体調が整ったところで、計測の時に頂いたタンパク点数表を家に貼り、レシピやカーブスマガジンの力を借り、料理をしながら1日12点以上のタンパク質摂取と、その分の糖質を少し控えるという食事を始めました。
もともと、カーブスで鍛えていた体です。食事を気遣い始めてからの体型変化はとても順調でした。半年経った今では、健康だった時と変わらない体重だけれども筋肉量が改善され、以前より健康的な身体を手に入れることができました。
筋トレが好きな同僚と食事や筋トレの話をする日も増えました。更に深く理解を深めたくてダイエット検定1級を取得。筋トレ仲間を通じて素敵なパートナーと出会う事もできました。
すべてのきっかけは30分の筋トレ
カーブスと一緒なら、これからも大丈夫。私は強くそう信じています。
すべてのきっかけは30分の筋トレ。
カーブスと一緒なら、これからも大丈夫。私は強くそう信じています。
どうか、私と同じように心の辛い日々を過ごしている方がこのエッセイをご覧下さったなら、「そうだ、カーブスにいってみようかな」と軽い気持ちで、お近くのお店に立ち寄ってみてください。
もしかしたら、その先に全く違う景色が広がっているかもしれません。