私は、49歳の時胃癌の診断を受けました。それもステージ4の診断でした。

 一年で体重が20kg減っていたのです。本当の事、夢、頭の中で暫く唖然として何も考えられませんでした。

 友人が痩せた私を心配して「明日休み予定あるの」と聞いた翌日、私の自宅に車を横着け只一言「何処の病院へ行く」と言って車を走らせていました。

 診察室から出てきた私に「どうだった」癌と診断されたと話すと、伝えた途端人目もはばからず友人が号泣、私の方がその声に驚くと共に救われました。涙は出ませんでした。
 
 その後、入院の説明も落ち着いて聞くことが出来、帰宅の車内でも逆に友人を慰めていました。
 
 手術後知ったのですが、手術中に病理の教授が立ち会い開腹した時、周りの病理検査をされ転移無い事を確認して胃を五分の一残す手術になったそうです。

 最初の予定では、胃、周りの臓器は全て切除と聞いていたのです。社会復帰の望みが大きくなりました。その後の方が大変でした。

 再発防止の為抗がん剤を10年間飲み続け副作用の貧血でふらつきながらの生活、常にしんどいのが普通でそばで風邪を引いた人が居れば直ぐに発熱、年に3回以上は40℃以上の発熱に悩まされました。酷い時は知らない間に肺炎になっていました。

 私は薬アレルギーがある為、抗生剤解熱剤は使えません。冷やす事と水分を摂って只々熱が下がるのを待つのみ、当然熱が下がっても体重は3kg以上減っていました。胃を切り小さくなった為、一回の食事の量が少なく一日に4食に分けて食事している現状だから減った体重は中々増えません。

 身長169cm体重43kg病気になる前は62kgあったのですが、手術前に20kg痩せ胃を切って取った為の43kgです。
 
 カーブスに通い始め五年と八か月になりました。契約時の目標を聞かれた時「以前やっていたボーリングが出来る様になりたいです」と話していたのですが、それが今年の二月出来たのです。

 それも三ゲーム投げきれたのです。嬉しかった。昔のように助走したりボールを振り上げる事は出来ませんが投げ切れたのです。五年と七か月で目標を達成できました。こんな感動はありません。周りの人に伝えまくりました。

 ボーリングを最後にしたのは二十数年前でした。ボーリングの後、筋肉痛も無くとても爽やかで体が喜んでいるのがとても感じられました。

 次の目標は健康長寿です。これからも、カーブスの友人・コーチと楽しく筋トレに励みます。

 最後に、本当に皆様に感謝・感謝しかありません、筋トレを続ける自分を褒めてやりたいです。皆様本当に有難うございました。