コロナ禍も2年目に突入した一昨年の春、私は自粛の続く中、身体の事を考えてひたすら歩く毎日を過ごしていました。けれど先の見えない日々に言い様のない不安を感じ、ため息ばかりで過ごしていました。
この五月で72才になる私は、40年来、音楽関係の仕事をして来ました。つまり、かなり、身体を動かしてはいたと思います。しかし、やはりコロナ禍の自粛の波を受け自宅で過ごす日々が多くなりました。そうでなくても、体力の衰えをひしひしと感じざるを得ない昨今に不安はさらに募るばかりとなり、身体と向き合う事を真剣に考える様になりました。
永年に渡り、旅行や観劇やらで一緒に出掛ける事の多かった友人が、10年カーブスに通っていて興味はあったのですが、私の忙しい毎日を知る彼女は、私は続かないと一笑されてきました。
さすがに私の気持ちに動いてくれて我が家から歩いて10分のところにあるカーブスひばりが丘店の見学に連れて行ってくれたのです。その日のうちにいきなり体験をして、手続きをしたのもすんなりとした様に記憶しています。
友人と一緒だった事もありますが、なんだか居心地が良い場所でした。いつでも行く事が出来て、マシンとストレッチで40分程度で終り自由で、束縛のない空間でした。マシンも比較的楽に扱え、マイペースで適度な筋肉運動が出来る事が何より嬉しいです。
通い始めの頃、右脚はアキレスけん断裂、左脚は交通事故で骨折の経験者である私はストレッチでふらつき、7秒間、状態を保つ事が出来なくて驚いたのですが、なんと半年で克服する事が出来ました。筋力がついたのだと思います。
女性だけという事も、私にはとても大きな魅力です。それなのに、井戸端会議的な雰囲気も感じることもなく、皆さんそれぞれ、淡々と身体を動かし、ストレッチをして帰る、それが一日の中の大きなメリハリになっている様に思われます。
そして何よりコーチの皆様!!ご自分達より年上の多くの叔母様達を、明るく〇〇さんこんにちわ!!〇〇さんお疲れ様と、本当によく声かけをして下さいます。「挨拶、思いやり」を会社で大切にしてきた私にとっては本当に清々しい思いに包まれます。
そんな私のカーブス歴も、もうすぐ3年目に入ります。仕事も少しずつ動く様になりました。筋肉を保つ事の大切を学んだ今、無理のないローテーションを保ち、歩ける限り、カーブスを続けられたら幸せだと思っています。