中学生の時、交通事故で左膝に自転車のタイヤが当たり、打撲。それ以降習慣性の膝蓋骨亜脱臼になってしまいました。一番筋肉が緊張していない状態なのか、階段を降りる時に脱臼しやすく、階段の最上部から落下しそうになったことも何度もありました。
しかし元来動くことが好きな私、テニスをしたりスキーをしたり、チャレンジをいろいろしましたが、何度も膝が脱臼し、情けなくて泣きたくなりました。好きな陶器のお店で脱臼し、うつわを壊してしまい迷惑をかけてしまったこともありました。
だんだん運動をすること出かけることに恐怖を覚え、動きたいのに自由に動けないもどかしさでつらい毎日でした。はじめは左膝だけだったのが、右膝にも負担が来て右膝も脱臼をするようになりました。
当時の医師は50歳頃になったら車椅子になると宣告しました。いつしか正座もできなくなり、だんだん行動に制約が出てきました。そして両側とも変形性膝関節症となってしまいました。
しかし仕事や通勤で階段の上り下りをすることもあり、無理に動いておりました。用心でいつしか階段は手すりの近くを歩くようになっていました。
何度も転倒して、何度も膝関節内出血を起こしそのたびに整形外科を受診し、関節内の血液を抜き、ステロイドの関節内注射を受け、何度もヒアルロン酸の関節内注射を受けました。その度に1~2か月間病院でリハビリを受けていました。
整形外科では、また来たねという感じで、人工関節にするにはまだ若いしねとか、そのうちには、まだ頑張っているんだねというニュアンスのことも言われました。何度も痛み止めとシップ薬を使用したためか、ある時痛み止めでアナフィラキシーショックになりました。
大事には至りませんでしたが、限界に近い状態でした。
結局は転倒、治療、リハビリを繰り返しているだけでした。
そんな時カーブスの勧誘を受け、試してみようと思いました。しかし、はじめはカーブスには期待をしていませんでした。頑張っていてもすぐには効果がなく、入会後にも何度か転倒し、整形外科の厄介になっていました。
カーブスマガジンなどで、膝が良くなったなどというコメントを読むたびに焦り、裏切られた気持ちになったりしましたが、いつしか整形外科を受診することが少なくなり、もう1年以上受診していないことに気が付きました。
病院のリハビリだけでは将来のリフィルの予防にはならないことを、身をもって知りました。病院のリハビリと健康な日常生活との間にあるのがカーブスなんだと思いました。そう言えば他の人と比較しないで!と何度かコーチにアドバイスを受けました。
そう、10年をかけて体重が増えた場合は同じくらいの年月をかけて痩せるほうが体に負担がないと聞いたことがあります。ならば私の膝は半世紀もかけている。今後半世紀もかけていては自分の寿命のほうが尽きるかも。そこまでは言わないが、長期戦で行こうと考えるようになりました。
今はカーブスに通うことが日課となりました。もう4年になりました。年齢、趣味、環境などを超えて友人ができたこともいい副産物です。特にカーブスレシピは楽しみの一つです。月初めにその月の新しいレシピをいただくたびにワクワクします。
アクアパッツァの時は皆に簡単で美味しいよと宣伝してしまいました。スコッチエッグの時は孫に喜んでもらいたくさん作ってしまいました。エッグベネディクト風サンドの時はカフェ風の写真をとり、ほめられました。
写真を撮るのも楽しみなことです。ランチョンマットをどれにしようか?お皿は?どんなふうに撮ったらおいしそうに見えるか?とか。会員の方からも味が薄かったからこうしたら美味しくなったとか、鶏肉に変えてみたよ、などアドバイスもいただけます。
たんぱくレシピで料理を作り、おいしく食べて、焦らないで楽しみながら筋トレを続けていきたいと思っています。