カーブスは私の暮らしの中に、どんどん浸透してきた。朝一番にプロテインの計量をしておく、家事と雑用、そして習い事の練習を済ませ、なるべく午前中にカーブスへ行く。
 コロナウイルス感染が懸念される毎日だが予防をして休むことなくパーフェクトに通う。もう1600回のTシャツを頂いた。
 私の人生に筋トレのページがあろうとは考えていなかったが健康長寿時代にふさわしい大切な事だと思う。幸いこの一年は、とても幸福な日々であった、自然災害もなく私自身はおろか遠方に住む長男一家も、すぐ傍に住む次男一家もみんな元気で暮らすことができた。
 
 長男は難病の息子をもち4人暮らしだが、その子は3歳までは普通に育っていた、転ぶことが多かったけど、河川敷で私と一緒に走り回って遊んだ記憶もある。だが徐々に小脳が固まってゆく病気を発症し運動機能がすべてなくなり、今では寝返りすらできない状態だ。
 二人がかりでベッドに寝かせたら朝までそのまま、起きたら一日中車椅子で過ごす、もう17歳になった。なるべく介護士の手を借りて親の負担を減らしてはいるものの限界がある。自力での排便も不可能な為一日おきに浣腸を行う。この事だけは他人に任せることができず自分達で世話をする、時には15歳の弟も手伝ってくれる。
 
 長男が私の身を案じて年末に一人だけで帰省したとき、この話をしながら、大変だね苦労かけるねと言う私に返した言葉は意外にも次のようなものだった。
 「今の俺たちは、この子に救われている、この子がいるから自分も頑張れる、子どもから逆に力をもらっている」......私は、おのずと頭が下がった。
 その後、長男と二人で書店に行く用事があり、そこで目に止まったのが'3年日記'生まれて初めて購入した。さぁーて、この時点で勝手ながらカーブスとの約束を決意させていただきます。目前の未来ではあるが、3年先までは何があっても死なないこと、元気でいること!!
 
 私は指導者がいて引っぱってくれないと自分から切り開いて生きるタイプじゃないようで、月謝を払っても健康を得たい。
 血圧の急上昇で頭痛や吐き気があったり、孫とボール遊びをして突き指をしたり、首の運動でギッチリ首(私が名付けた)になり痛みが続いたりなど、ちょっとした体の故障はあった。自己診断によれば、体が酸化して老化が進んでいるらしい。
 
 こんな時こそ「たんぱく質」筋肉量を増やして血糖値を下げ身体機能を高めよう。小学生の孫と食事を作っていると、たんぱく質○○グラムて書いてあるよと言うではないか、私が口癖にしているので少なからず影響を受けている、うれしい場面だ。
 
 また筋トレ中、マスクの下で歯をくいしばりマシンに取り組んでいるのに脈拍が上がらない時、握ったまま上下に動かしてみては――とか足のスネがマシンに当たって痛い時、腰の間に挟むクッションをはずしてみては――など私の立場になってアドバイスしてくださる優しいコーチ、横についてくださると俄然一生懸命になる。
 
 このような毎日だが、先ずは3年、その先でありがとうが言えるように日々精進するつもりです。どうか支えて下さい。