人生において、さりげない一言が、人を傷つけたり
喜ばせたりするものである。

カーブスに通い始めて7年になる。
初めは、無我夢中でマシンを動かした。
次に、正しくマシンを動かすよう努めた。
そして、どの筋肉を使っているのかを意識した。

"大きく早く"の標語がやってきた。
筋肉を意識して、大きくマシンを動かした。
早くが問題であった。
早くとは動かす回数を増やすことと考えた。
ところが筋肉を意識すると回数が増えない。
どちらを大切にしたいか?筋肉である!
コーチに"筋肉を意識すると早く動かせない"と何度か伝えた。"暁美さんのペースでいいんだよ"の返事であった。

それでも何か納得できない"大きく、早く"
どうすればいいんだろうと思いつつカーブスに通っていた。

ある時、新人コーチがとなりの人に"力強く、シュッ!!"と言っていた。

"力強く?"私も試してみた。
確かに、油圧式マシンは力強く動かすと負荷がかかり抵抗が生まれマシンの威力を感じる。満足のできる運動を体験できた。

次の日"暁美さん、早くできるようになったね"というコーチの言葉。

なるほど早くとは急いてじゃない力強くなんだとこの時思った。

"力強くシュッ!"のさりげない一言が私を救った。

暗いトンネルからぬけ出た様に、明るい光を感じた。
ずっと、ずっと悩んでいたのに...
ずっと、ずっと解らなかったのに...

これでカーブスの運動を続けていくのに、1つ得した気分。
明日からは新たな一歩が踏み出せる。またひとつ成長するだろう...
うれしくなって帰路につく。戸外が明るく晴やかに見えた。明日もまた来よう!!

さりげない一言は諸刃の剣である。

カーブスのように、いろいろな人がいて、いろいろな感じ方がある。コーチは大変だろうと思う。

時に人を傷つけないように...と思っている事だろう。コーチの皆さん、ありがとう!!そしてこれからもよろしく!!明日もまた来るからね!!