カーブスに入会し、3年目になりました。マシンにも慣れて(もう少し速く動かせるようにして)と思っていました。
そんな頃、右乳房上部にガンが見つかりました。初期ということでしたが、(手術で切ってみると思ったより悪い場合もある。部分切除の予定ですが、全摘になるケースも...)と言われました。
たいへんなショックでした。手術後は抗ガン剤か放射線治療になるという話もありました。
(カーブス続けられるかなー。手術後、前と同じように身体動くのだろうか...)不安でした。
カーブスに入会する前は、体操教室、先生の助手として約10年活動していました。大阪市、東岸和田市の市民講座をさせてもらったこともあります。先生の教えは、(体操は上手にできることではない。続けることが一番大切)でした。
ガンが見つかる1ヶ月前、グループホームから(先生が危篤)という連絡が入りました。(話できるだろうか、私がわかるだろうか)と思いましたが、(先生、カーブスで体操続けてるから...先生の教えしっかり守っているから...)と話しかけるとうなずいて、私の腕をしっかり握ってくれました。
これが先生と私の最期になりました。91才でした。身体が弱く、女学校卒業後、就職できなかったくやしい思いをした。と言っていました。52才から体操普及に努力し、78才まで元気に活動されていました。その後、介護がいるようになり、ホームに入っていました。(先生の教え どうやって守っていこうか)と思いました。
入院するまでの1ヶ月はCT、造影剤使ってのMRIなど様々な検査がありました。体調のことも考え、月2回カーブスに行きました。
(入院の間とその後1週間休んで、そのあと週1回で、カーブス復帰しよう)と考えました。
手術はうまくいったようですが、リンパ節を切ったため右腕がむくんだり、しびれたりがありました。少し痛みもあり、動かしにくくなっていました。
退院後、カーブスに行き、コーチと相談しました。下半身のマシンのみ1周のみでしていくことになりました。ショルダープレス、バイセップ、ペックデックは無理のようでした。
ところが放射線治療をはじめる前の診察で両腕をしっかり上げ後ろ手で組み胸を開く姿勢が必要と説明がありました。約1ヶ月、週2回、ショルダープレス他上半身マシン。大変でしたが、2周がんばりました。
放射線治療に入ってからは、約4週間、毎日の通院でした。心配でしたが、両腕をしっかり上げる姿勢を保つことができました。
右腕の回復は1年位かかるそうです。先生の教え(体操を続ける)を心にカーブスを続けていきたいと思っています。
佳作
「先生との約束」
カーブスって
どんな運動?
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