「Yさん、おはようございます」
カーブスに入ると、必ずコーチがすっごい笑顔で名前を言う。
わたしは来るたびにコーチの声を聞くと嬉しくなる。そしてガンバルゾーって心の中で思う。

カーブスに入ったきっかけは店頭をのぞいてその場から歩き出したわたしを呼びとめたコーチだった。
あの時、呼びとめられなければ、わたしは入るコトは無かった。

わたしには知的障害の子供がいる。当時、けっこう動き回る子でよく追っかけていた。追っかけ回し過ぎて右膝が痛くなり正座が出来ないくらい曲げるコトが苦痛になった。接骨院に通い正座ができるまでに回復した。
だけど、ずっと痛みはあった。
そんな折りにカーブスの入口にある広告を見つけた。

『膝がよくなる』

けっこう食い入る様に見てた。
経験談があって、膝がひどくなると注射を打つんだなとか手術をするんだなとかを知った。わたしのこの膝の痛みも軽減するのかな?何の運動もしていないわたしでもできるのかな?でも、何か入りにくいな〜と思った。

そこから立ち去ろうとしたら
コーチがわたしに走り寄って声をかけた。
「見学しませんか?」
入りにくいと思っていたわたし。
笑顔で声をかけたコーチ。
これは話を聞くチャンスだと思った。
筋肉のしくみだとかどうしたら筋肉がつくだとか筋肉を増やすとどんなイイコトがあるだとかを丁寧に説明して下さった。
いろんな知識を得るコトができた。

子供が障害児だというコトでそんなに通えそうにないという不安と家族には内緒で通いたいという希望。今すぐ今月に払えないから来月からにして欲しいと伝える。

実際にマシンを体験した。
アップテンポの曲が流れ、時間ごとにマシンを変わる。終わったらストレッチをする。
女性しかいないし、やるコトは決まっている。必ずコーチがいて手取り足取り優しく指導してくださる。30分くらいで終わるのも魅力的。
来たらそれだけに集中してやればいい。

ひとりで何か運動するよりココに来たらみんな同じコトをしているから持続できそう。

始めた頃、なかなか時間をとれないかと思っていたけど、子供が成長するにつれてパッとした時間に行けるようになった。行き帰りの道中あわせて1時間くらいあればいいのを知ったから。

カーブスに通い膝の痛みはなくなった。
でも、まる1週間以上行けないと痛みが出てた。続けるうちにたまにしか行かなくても痛みが出ないようになった。それに風邪をひかなくなった。続けるコトは大切なんだとしみじみ思う。

カーブス内に入るとそれぞれのコーチがいつも変わらない笑顔で声をかけている。
けっこうな人数がいるのに、ひとりひとりに名前を呼びさらにはその人に合った会話をする。もちろん健康面が中心だけどそれ以外のその人だけの特別な話をする。名前を覚えているだけでも素晴らしいのに、そこまで周知しているなんて嬉しすぎ。

それにすごく褒めてもらえる。
普段から家族から感謝なんてされなくて当たり前だと思われてるわたしにとって『褒められるコト』がどんなにモチベーションがあがるのか。
当たり前だと思っている家族は知らない。

だからこそ、カーブスにいくのが楽しみ。
今日もコーチの笑顔で挨拶に会いに行く。

いまだに家族には内緒で通っているカーブス。
これからもお世話になります。
よろしくお願いします。