私がカーブスを意識しはじめたのは、時々立ち寄る本屋さんのとなりから聞こえる元気で明るいコーチの声。生徒さんが入って行くと「〇〇さん、こんにちは」とすべての生徒さんに挨拶をされているのです。けっこうお年を召した方もいらっしゃる様子。悲壮な感じで筋トレをやっているようでもない。楽しそうな声が聞こえてくる。そっと貼り紙を読んでみた。中年の女性が多い。もしかして私にもできそうかなと思いながらも月謝が高いだろうな、きっとカーブスに通っている人達は、優雅な生活をしている奥様達に違いない、など考えながら、私には無理とその場を去ってはみたものの、本屋に行くたびにコーチや生徒さんの楽しそうな声が気になる。ある日、「無料体験できます」の貼り紙にちょっとだけ体験してみようかなと覗いたのが始まりでした。皆さんとっても楽しそう。お話を聞く限り月謝もそう高くはない。毎日通っても良いし、好きな時間に30分だけ筋トレを行うとの先生の説明を聞きながら「私にもできそう、できるできる」と内心ワクワク。
右ひざが痛くて階段の下りが手スリをつかまりながら一歩一歩下りるけど、年令的なものとあきらめていたものの筋トレを続ければ治るとのコーチの話も半信半疑ながらその日の内に契約。初めのうちは仕事休みの日だけ参加、仕事終わった後にでかける事など考えもしていなかったのに、週2回程度の参加では満足できなくなり、仕事終わった後も間に合う時には必ず参加するようになりました。
仕事が終わりストレス疲れでカーブスに行くとコーチがすごいほめて下さる。ちょっと大げさと思いながらも30分の筋トレが終わった後は心も体も軽い。コーチにほめられて癒されてスッキリした気分で帰宅できます。コロナウイルス騒動、緊急事態宣言発令、職場からは介護の仕事だから特に密になるような場所へは行かないよう自しゅくしてと言われ泣く泣く1ヶ月筋トレ休む。その間ストレッチ等、頑張ってねと言われたができませんでした。
その後一度は解禁されたものの、コロナウイルスは収まる事なくふたたび自しゅくするよう職場から言われる。仕方ない。
カーブスに休むことを伝えると、タブレットでおうちカーブスに参加できるとの説明があり、一気にテンションアップ。夜遅くても朝早くても自分の都合の良い時間に誰にも遠慮せずに筋トレがコーチの元気な声に励まされて参加できます。
治らないと思っていたひざの痛みも気がついたらなくなっていました。今は階段もトントンと小走りで下りています。
自分の部屋で一畳程の広さでできるのがうれしい。もう少し、もう少しお腹まわりが細くなりますようにと願いながら。
さあ今日も筋トレに参加します。4月の計測にコーチからほめられるように。
入賞
「私の充実した生活」
カーブスって
どんな運動?
2021年の他の作品を読む