「おはようございます。」今日もコーチ、メンバーさんたちに大きな声であいさつ。何て、幸せなんでしょう。二年前はこんな日がくるとは思ってもみなかった。でも、やっぱり、思い続ければ、願えば、叶うのですね。そう実感しています。
二年前、母はいつも、「体調がすぐれない。」と、言って、家の中でゴロゴロ、ゴロゴロ。高校時代はソフトボールで国体にもでた、元気はつらつな運動少女。結婚してからは、三人の娘たち(特に私)を追いまわし、元気にしかりつける母。そして、父と二人で電器店をきりまわし、冷蔵庫でも大型テレビでもヒョイ!と運んでいた力持ちの母。それが今は・・・・毎日、ゴロゴロする姿。そして思うように体を動かすことのできないいらだち。いつも眉間にしわを寄せ、そして怒りにみちた顔。「どうにかしたい!!」
そう願った2013年12月。TVでふと見たカーブスのCM。「よし、これだ。」私の直感が働いた。何とか母を連れていかねばと、策を練る。スーパーへの買い物に無理矢理、連れだし、さりげなくエスカレーターへと導き、カーブスの入口へ。私たちに気づいてくれたコーチがすぐさま声をかけてくれ、優しく中へと招き入れた。
何となく知っていたカーブスは、お年を召された方が通う場所?ディサービスのような所?と、思っていた私。中に入ると、そこはキラキラと輝いて見えた。働くコーチたちは20代30代の若々しい方たち。そして、筋トレをされているメンバーさんたちの元気いっぱいの笑顔。笑顔。「ここに通わせたい。ここに通わせたら母は絶対、元気になる。」私の直感は確信へと変わった。
私の子どもと同じ歳の若いコーチが、筋肉の大切さ、カーブスのすばらしさを熱く語った後、母を見て「一緒にがんばりましょう。」と、力強く背中を押してくれた。私が真剣に話を聞いている横で、母は、「ぷんぷん」、「絶対にいや!」を、貫き、聞く耳も持たず、怒り心頭。爆発寸前の顔。でも「絶対、ここに通わせたい。」と、心に決めていた私は、カーブスとの縁をつないでおきたかった。
「私が入会する。」その頃、週に三日、ベリーダンス教室に通い、父に詩吟を習い、日々、忙しく過ごしていたのだが、母を元気にしたい、の一心から、即、入会を決めた。そして、体験期間を経て、2014年1月から正式に通い始めた。
きっかけは母のためにと思い入会した私でしたが、一ヶ月経つと、いつの間にか、「あれ、階段が登れる?」「高いヒールはけちゃう?」「あれれ、何か体がスムーズに動く。すばらしい。」筋肉がこんなに大切だったんだと、再確認。と共に、私のこの立派な太ももは、筋肉ではなく、脂肪だった!!ということにびっくりした。
私の一ヶ月の成果を横浜に住む妹に話し、母を説得するには私一人では足りないと、妹にも入会を頼み、私から遅れること一ヶ月。妹もカーブス入会。
それから、毎日、毎日、妹と共にさりげなく母にカーブスの良さを言い続ける。あまり押し続けるとひかれてしまうので、押したり引いたり、妹と話し合いながら、「カーブスいいよー。」「楽しいよー。」「筋肉って本当に大切なんだねー。」と、言い続けて三ヶ月。
四月中旬、突然、何を思ったのか、あんなに拒否し、怒りのまっ只中にいた母に心境の変化。「体験してみようかな・・・。」と、ボソッと言った。私はただ、うれしくて、うれしくて、まいあがるようにコーチに連絡。コーチも一緒に心から喜んでくれた。
そして、2014年4月14日。初めて母が、自分の意思でカーブスを体験。日々、ゴロゴロ、ダラダラの毎日を送っていた母は杖を手に、補聴器をして、カーブスの門をくぐった。コーチの説明をうける時、以前、見せていた怒りの顔から一変、笑顔さえ見せながら、話を聞いている。久々に見る母の笑顔。そんなことでさえ私は感動していた。そして、みんなの輪に入っていく。よたよたしながらも一生懸命、マシンを使う母に、再び私は感動の涙。本当にうれしかった。母をここに連れてこれたことのうれしさ。これで元気で笑顔の母が戻ってくるという喜び。そして、母もカーブス入会。
私と母は福岡で、妹は横浜で楽しく筋トレ。日々の母と妹の電話での会話も、愚痴から、カーブスのこと、楽しい話に変化した。母はみるみるうちに、みちがえるように元気になった。一週間も経つと、杖はいらなくなり、ゆっくりだが自分の足で力強く歩いている。笑顔もたくさんでてきた。家にゴロゴロひきこもっていた母が元気はつらつ、メンバーさんたちとコロコロ笑う。まぁるい顔をますますまるくして大笑い。帰りの車では、毎回、「今日もたくさん笑ったね。」と、ごきげん顔。すっかり元の元気いっぱいの明るい母が戻ってきた。本当にカーブスさまさま。それを見る父も心から喜んだ。私が用事のある時は、父が母を送迎してくれる。そして、人と会う度に、カーブスを勧める父は、カーブスの営業マンのようだと、みんなで笑った。
それから一年。思わぬ出来事。妹家族が福岡へ転勤。何と、三人でカーブスに通えることとなる。カーブスのおかげで母は一年前とは別人。妹の子どもたちと楽しく遊んだり、お買物に行ったり、食事に行ったりと、元気いっぱい。
母がカーブスに行くと決心した日から二年。元気はつらつ、コロコロコロコロ笑う母を家族は、本当に喜んでいる。でもやっぱり一番喜んでいるのは、母本人だろう。母のあの日の決心には今さらながら大喝采。温かく見守ってくれるコーチたち。おもしろくて、楽しくて、たくさん笑わせてくれるメンバーさんたちに会うために、今日も三人でカーブスへ。
女性は筋肉ももちろん大切だけど、心がワクワクするおしゃべりや、笑いが何より何より大切だとつくづく思う。そんな場所。カーブスが心からありがたい。妹とは「死ぬまで通おうね。」と、約束してる。そして、いくつになるのかわからないけれど「典子さん、昨日まで元気に来てたのにねー。」と、言われるようなピンピンコロリを夢見て私は今日も、母と妹を連れて、カーブスへ通うのです。
準賞
「カーブスを通して変わった母と私と妹の毎日」
カーブスって
どんな運動?