平成18年2月、私は主人と共に、自営業を営んでいました。
子供も大きくなり、少し時間にも余裕ができ、「体力をつけなくてはいけないな。」と思っていた矢先に、カーブスのコーチの方が、当店に飛び込みの勧誘に来ました。
この方との出会いが、私の人生を変えたのです。
即、プレオープンのカーブス沼津北に通い始め、入会させていただきました。
運動の苦手な私でも、油圧式のマシンは、何とかこなすことができ、体型も三ヶ月を過ぎた頃から、変化が出始めました。主人が店番をしてくれているときに出かけ、週2~3回を目標に、頑張ったので、その年は、体重が6kg、計測する全てのところを合わせると40cmも減少し、カラダ年齢も10歳若返りました。
ところが、5年近く経ったときに、主人にガンが見つかり、途方にくれていましたがカーブスのコーチの中に、乳がんの経験をした方がいたので、先のわからない不安を打ちあけました。気持ちを聞いてもらっただけでも、私は、心強い思いでした。
闘病中も、始めはカーブスにも足を運んでいましたが、仕事と看病とカーブスのかけもちは、いささか続かず、一旦退会しました。
幸い、接客業なので、お客様の中には、私がカーブスへ勧誘した方もおり、退会している間も、カーブスの情報は、耳に入っていました。
残念ながら、闘病の末、主人は他界し、私は、今までどおりお店を続けましたが、その頃は、体重も減り、気力も無く、ただその日を無事終わらせることで、精一杯でした。
身体は悲鳴をあげていて、左腕は上まで上がらず、筋力は落ち、「このままでは、いけないな。」と痛感し、再びカーブスへ入会することを決めました。
自分の環境は変わりましたが、カーブスは以前と同じように、皆さん頑張ってマシンを動かしていました。私も、マシンを動かしている間は、何も考えずにいられる時間なのでとても、心が落ち着き、コーチの皆さんも、私を気遣いながら、いつもと同じように接してくれたので、心安らぐ場所となりました。
私の娘と同級生のコーチがいて、いつも明るく声をかけてくれるので、とても励みになり寒い日など、なかなか行く気になれませんが、「コーチに会って、気力を高めよう。」と気合いをいれて、出かけます。
10年の間には、何人かのコーチが入れ替わりましたが、どのコーチも、一人ひとりの名前を覚え、一生懸命指導してくれます。
今日の状態を聞き、調子を見ながらアドバイスをし、自己流に動かしてしまうときも、手を添えて、正しい使い方を教えてくれます。
私は、一昨年、転職をし、勤め始めました。そこは、複合店舗で、休憩室には、各店舗の従業員が、集います。あるとき、「節子さん!」と言って、駆け寄ってくる人がいて顔を見ると、かつてカーブスのコーチをしていた方でした。
今でも、会うたびに声をかけてくれます。
もう一つ驚いたのが、以前主人の病気の件で、相談させてもらったコーチの方も、同じ店舗の中で働いており、会うたびに、おしゃべりをさせてもらっています。
彼女は、病気を克服し、育児をしながら、頑張っています。
カーブスで出会えた、縁のありがたさが、身にしみます。
10年間の間には、悲しいこと、楽しいこと、いろいろありました。
主人と義父が他界し、お店も閉店。就職活動も大変でしたが、何とか仕事も見つけ、今は、カーブスに通える環境が整っています。
子供たちも結婚し、孫も誕生。義母も、元気に暮らしています。
今日、平成28年3月14日(月)は、カーブス沼津北が丸10年を迎えるということで、入り口には、生花が飾られ、店内は、たくさんのバルーンが、フワフワと揺れていました。
いつもと変わらずに、マシーンを2周し、ストレッチをしていると、コーチから声をかけられました。いつもは、仕事に行く前に、筋トレをしますが、今日は休みだったので、急ぐ必要はない旨を伝えると、サプライズが用意されていました。
何と、「表彰状」をいただいたのです。
10年もの永きにわたり、筋トレを継続したこと。
くじけそうな気持ちに負けず、ひた向きに努力したこと。
「輝く女性」の見本として、これからも筋トレを継続してほしい。という内容のもので実際は、退会の期間があるので、カーブス暦は、10年に満たないのですが、こうして、表彰してもらえたことは、今後の励みになります。
今まで、カーブスエッセイに2回応募し、その都度、コーチの方に読んでいただき、共感してもらいました。しかし、「今回は、書くことがないから、応募はしないよ。」と言って帰ったのですが、自宅で表彰状を眺めながら、コーチの方にも、いろいろお世話になっており、そして、何よりも、カーブスに通うことが、私の生活の一部で、心身ともに鍛えてもらっていることに感謝しているので、その思いを伝えようと思いました。
この先、10年の間には、又、様々なできごとがあることと思います。
体調が悪くなると、心も沈みます。気持ちが落ち込むと、食欲も無くなり、体力がつきません。良いときばかりはありませんが、悪いことも、乗り越えれば、明るい兆しが見えてきます。カーブスは、どんなときも、私を支えてくれることでしょう。
10年後は、私も、70歳手前になります。
今、一緒に筋トレをさせてもらっている方々は、私よりも年配の方が多く、将来の自分を見ているような気がします。
若いコーチに支えられながら、筋力が衰えないよう、そして、心身ともに健康でいられるよう、末永く、カーブスに通い続けたいと思います。
佳作
「コーチとの出会いに感謝」
カーブスって
どんな運動?