3月中旬、職場での異動内示があった。「えっ本当!カーブスに通えなくなる」と、とっさに思った。今の職場はカーブスから車で5分、次の新しい職場は車で1時間以上の45km先にある。とても時間内にはたどり着けそうにない。自分の中でのカーブスの大きさに気付き、驚かされた。
カーブスと私との出会いは10年前。45歳を過ぎた私は更年期障害に悩まされていた。えりあしから吹き出し髪の毛をつたい流れる汗、うでや背中からにじみ出る汗が悲しく、そして家に帰るとただ眠くてイスに座ったまま寝てしまう有り様。いつも心と頭の中がモヤモヤ霧に包まれているようだった。
スポーツが大好きで、アクティブな自分が、まさかこんなに早く更年期になるとは信じられない上に、この状態がいつまで続くか不安がつのるばかりだった。
そんな折、職場の近くにカーブスがオープンした。新聞の折り込みチラシでそのことを目にした時、「これ、これだ!」と直感にも近いものを感じました。すぐに電話をして一週間体験から始め、私とカーブスとの長いお付き合いが始まりました。
最初は夢中で機械と悪戦苦闘していた。のり遅れないように、迷惑をかけないように、少しでも覚えて自分の実(身)になるように、ただそれだけを考えながら下を向いてマシーンを動かす日々が続いた。
もともと筋肉質であった私は体重こそ落ちはしないが、何ヶ月かすると友達から「後ろ姿が小さくなった」と誉められ、家に帰っても心地よい疲れから良い眠りにつけ、更年期とも上手く付き合えるようになりました。
そして気付きました。コーチは私だけでなく300人近い会員全員の名前を覚えていて、入口のドアの鈴が鳴ると必ず「はい!○○さん!お願いします」と声をかけている。びっくりです。どうやって覚えたのでしょう。
「今日の髪型ステキですね」「新しいTシャツその色も似合いますよ」と良いところを見つけて褒めてくださる。他愛もないおしゃべりにも付き合ってニコニコ相づちをうってくれる。本当に老人介護みたいな親切な対応です。感謝していますし、尊敬もしています。職場の嫌なこと、身体の悩みもだんだん薄らいでいき30分後にはリセットされた自分があって、元気を取り戻し家に帰ることができる。いつの間にか私の中のカーブスは大きいモノとなり、コーチは支えてくれる人となりました。
くじけそうになると「大丈夫!ゆっくりでいいですよ」と声をかけてくれる。寒い日も部屋を暖かくして、素晴らしい笑顔で迎えてくれ、ホっとする時間をくれる。気分の悪い日はないのかな?体調の悪い日はないのかな?と疑うくらい毎日おだやかで優しい。
10時オープンなのに8時前にはカーブス入りしている。
そんなコーチを見ながら自分も頑張ろうと誓う。いつも支えてくれると信じて、あっという間に9年が過ぎ10年目に入った。
10年という長い年月の間にはメンバーもコーチも少しずつ変わってはいきましたが、やっぱりカーブスだけは変わることはありませんでした。
カーブスに通うことは痩せることや筋力をつけることが一番の目的ではありますが、私にとってカーブスは生活していく中での支えとなります。毎日良い顔で仕事をして、良い顔で母・嫁・妻をこなして、何よりも自分の顔が好きでいられる。
今度の職場は遠く、月に何回カーブスに来られるだろうか不安です。「いいですよ。ストレッチだけでも。お待ちしていますよ」「美由紀さんのためにカーブスもお手伝いします」と励ましてくれる。
よしっ!やるしかない。頑張ってみよう。今の自分とカーブスが好きだから!
佳作
「私の中のカーブス」
カーブスって
どんな運動?