運動嫌いの私がカーブスに行こうと思った動機は、たゞ一つ「やせたい!」以前多々のダイエットを試みましたが長続きしない事やリバウンド等をくり返し、最終的には体を動かさないと・・・と不純な気持ちで昨年六月に入会し十ヶ月が過ぎました。
入会して間もなく、六月下旬に名古屋に宿泊する用事があり所用を済ませて駅周辺を一人歩いていたところ急に右膝に異和感を感じ、早めにホテルに戻りましたが不安が脳裏を過ぎりました。「急に体を動かし、不慣れなマシンを正しく使っていたのかしら?」等々・・・帰宅してからも異和感が残り、カーブスを休みがちになって行きました。何週間か休むとコーチから電話があり、痛いまゝ重い腰を上げてまたトレーニングに通うようになりましたが、今度は使い方に不信感を感じ、通う日が少なくなって行きました。
そうこうしているうちに十一月中旬、急に右膝に激痛が走り、正座が出来なくなり、急いで病院や整骨院に診察に行ったところ、半月板が損傷しているとの診断でした。私はある伝統芸能をしていて、弟子もいるため、座れない事は最大のショックでした。精神的にも筋トレどころではなくなってしまいました。後悔が先に立ってしまい「運動なんかしなければ良かった。正しい使い方が出来なかったからこんなことになってしまった。もうやめよう。」と・・・
するとまたしてもコーチから電話。電話に出ることに恐怖感すら覚えるようになってしましました。でも今思うと、あの電話がなかったらカーブスは止めていたと思います。そう考えると私にとってあの電話は正に「救いの神」だったのかも知れません。
整骨院に毎日通い始めて間もなく「筋トレは機械を正しく使えば必要な運動。切れた半月板を筋力で支えるようにしないといけない。」と言われ、仕方なくまたカーブスに行く決心をしましたがその頃は義務で行っているようで苦痛でした。
そして二ヶ月程通院したある日、先生から「大分筋力が付いて来ましたね。」と言われ、「えっ?」と耳を疑いました。筋トレは怖くてそんなに一生懸命トレーニングしている訳ではないのに。それなら少し続けてみよう!と気持ちを新たに通いはじめました。
すると三月上旬頃から痛みもあまり感じなくなり、階段の昇り降りも正座も大分出来るようになりました。そして何よりも驚いたのは、病院で膝のレントゲンと一緒に検査した骨密度の数値が、医師も薬剤師も驚く程四〇日間で二〇%も改善し良好な数値になっていたことでした。まだまだ道は途中ですが、暗いトンネルの向こうに少し灯りが見えて来たように思います。
また、トレーニング時に「具合はどう?」と聞いて下さるメンバーの方がいました。どなたかわからないし、お話もしたことがない方が何で?と思い、お聞きしたところ、私が出来ないマシンがあったので、それを見て体調が悪いと感じたと言って下さり、ご自分の体験もお話しして下さいました。人を思いやる気持ちの暖かさに触れ、とても感動した瞬間でした。
今まで体調を崩したこともなく、痛みとは無縁だった私が「やせたい!」という気持ちだけで入会したカーブスですが、やせることよりも、年令と共に衰える筋力をつけようと思い始めてまだ日が浅いですが、気負わずに、出来る限り長く続けて行こうと思っています。若い頃から「みなこちゃんはいつも元気ね!」と言われている私。いつまでも「元気印のみなこちゃん。」でいられる為にも!!
佳作
「暗いトンネルの先にほのかな灯りが・・・」
カーブスって
どんな運動?