暖かい春がやってきた。長い冬が過ぎ、大好きな花の季節の到来だ。草花が芽吹き、色とりどりの花達が目を楽しませてくれる。先日もカーブスの友達と梅林に出かけ春の訪れを感じてきた。私のカーブスとの出会いは四年程前からで、五十代の頃主人の転勤で金沢に住んでいた頃に肩こりがひどく一週間位、不眠が続き、一日の睡眠時間が二時間余りしか眠れなく、そうすると食欲もなく頭がボーとするし、車の運転も出来ない大変な経験をした。病名が首の頚椎症と判り、手術をしてセラミックスの人工骨を入れ首の神経の通っている所を拡げて圧迫している部分が良くなった。手術後、すぐに良く眠れる様になり、人間にとって睡眠がこんなに貴重なものだと痛感した。でもやはり身体にメスを入れると元の状態にはならないから肩こりの症状が残った。以前の身体の状態よりは改善された。何よりも嬉しいのは、車の追突事故に会った時には、車椅子生活になるとドクターから言われた事が忘れられない。手術をすれば大丈夫で、人工骨も永久的で自分の骨と一緒になってくっついていくのだそうだ。身体の不思議さが神秘的な気がする。六十代になり疲れやすくどうしても首をかばって時間があれば、横になる事が増えてきた。
そんな折、いつも買い物に行くショッピングセンターにカーブスがあるのが気になっていたので思い切って入ってみた。体験をさせて頂き、これなら自分でも出来るかなあと思った。姿勢が悪いと肩こりの症状が悪化してくるのでマシンで胸を張ると呼吸が楽になり気持ち良くなった。帰りには、身体の軽さと気分が晴れているのに気付いた。若い人達のパワーを頂きながら少しでも元気に過したいものだ。昨今は老々介護で悲惨な話を聞く度に思うのだが、女性にどうしても負担がかかってしまうので足腰の強さとどういう状況になっても柔軟な精神力で乗り越えられる様に、日々の積み重ねが、大事だと思う。過去を振り返っても仕方がないのでこれからの先の事、今日一日を大切に生きてゆきたい。七十代を健やかに過して、八十代を迎えてもカーブスに通って自分の足でしっかりと歩ける様に頑張りたいと思う。
年だから何も出来ないじゃなく、残された可能性は捜せばあるから無理をしないで自分に合ったライフスタイルを作ってゆきたい。人間一人では生きてゆけない。若い頃には気がつかなかった事が段々と見えてくる様になり、人との関わり方の中で余り肩肘張らない生き方がベストだ。寝たきりや、認知症予防の為にも筋トレをして笑顔が増える毎日をめざしてゆきたい。笑う事が心身にとってとても大切な事だから積極的に笑う事を心掛けたい。娘の病気とか、孫の死とか、いろんな苦しい時期があったけど、そんな時にはもがいても良い方向に行かないから、じっと時が経つのを待つより仕方ない。家族の支えで何とか、やってこれた。娘も病気も落ち着き、女の子が授かり、幸せに暮らしている。女性が輝ける社会と世の中が変わってゆく中で、自分の道を見つけるのは、中々難しいが一歩一歩と進んでゆけば必ず道は拓けると思う。
明日何が起きてくるか判らない。一期一会の出会いに感謝しながら前に向って歩いてゆこう。